最近、SNSなどで24時間エアコンをつけたままにしておくほうが電気料金の節約や省エネになると話題になっています。
ですが、冬場はエアコン以外にストーブなど、暖房器具として使うものが他にもあります。
なので、電気料金を少しでも節約したいものですよね。
エアコンは、スイッチを入れて設定温度にまで達するまでが一番電気代がかかると言われています。
つけっぱなしにすると、常に室温が一定に保たれるので、節温にもなると言われています。
では、本当につけっぱなしするほうが、お得なのでしょうか
そこで、本当にエアコンをつけっぱなしがお得なのか、計算して調べてみました。
エアコンの電気代はつけっぱなしの場合、月にいくらかかるの?
どうしても、こまめに電源をオンオフしたほうが節約になるという思いも捨てきれません。
本当に安くなるのかは、やはり計算するのが一番なのですが、
実はエアコンの消費電力は上下するので、正しくは計算できないのです。
なので、どうしても目安となってしまいます。
電気料金はご家庭により違いがありますので、仮に20円として、
エアコンの最大出力2.2kw、安定時の出力が0.600kwだとして計算します。
最大出力での運転が1時間、残り23時間が安定電力だとして計算すると、
2.2kw × 1時間 × 20円 + 0.600kw × 23時間 × 20円 = 320円が一日の電気代となります。
こまめにスイッチをオンオフした場合、最大出力となる時間が長くなりますので、1日8時間の使用で
全て最大出力での運転となった場合、2.2kw × 8時間 × 20円 = 350円が一日の電気代となります。
この結果では、つけっぱなしのほうが電気代が安いということになります。
ですが、これはかなり極端な例で計算してみた結果です。ただし、つけっぱなしにすることで
電気代を押さえられる可能性があることは分かっていただけた思います。
合わせてこちらの記事も読まれています
オール電化の場合はいくらかかる?
エアコンつけっぱなしは、オール電化の場合、どれくらいかかるのでしょうか?
基本的な計算の仕方は変わりませんので、オール電化の場合だと安くなる、高くなると言ったことはありません。
ですが、オール電化にしたご家庭では、オール電化用の電気プランを契約していると思います。
また現在は、電力自由化により100社以上の電力会社から、料金やプランを自由に選ぶことができるようになりました。
オール電化のご家庭では、エコキュートや蓄熱式暖房などは深夜の電気代の安い時間を利用して、お湯をわかしたりする蓄熱を行います。
そのためにオール電化の電気プランは、夜間の電気料金は蓄熱以外のすべての電気にも安い深夜料金が適用されています。
ですので、時間帯をうまく利用することで、電気料金を抑えることができます。
エアコンの電気代を節約するにはどうすればいい?
では、エアコンをつけっぱなしにするほうが電気代の節約になるのでしょうか?
最初にも説明しましたがエアコンは起動時に一番高い電力を消費します。
確かにつけっぱなしにすると、起動時の電力を抑えることができますが、
ずっと安定した温度を保つことは難しいでしょう。
ですので、なるべく電力消費する時間を減らすことが一番の節約となります。
なので、夏場、外出する時にはカーテンを閉めておく、冬場であれば日差しを
利用して部屋を暖かくしておくなどすれば、電気代の節約になります。
もちろん、30分程度の外出であればエアコンをつけっぱなしにするほうが電気代の節約となります。
そして、エアコンの利用が増える季節はこまめにフィルター掃除をしましょう。
フィルターが汚れているだけで、20%も電気代があがるそうです。
まとめ
ここ数年、猛暑などの影響でエアコンがないと夏を乗り越えることが厳しくなっています。
エアコンを使用する分、気になってしまう電気料金。
いろんな情報に振り回されず、ご家庭にあったエアコンの使用方法でうまく電気料金を節約してくださいね。