久しぶりにエアコンを使ってみたら、なんだか風が弱い。むしろ風が来ない。
思い立ってフィルターを見たら油汚れと埃がぎっしり、なんて経験ありませんか?
この油汚れは水洗いをしても落ちにくいもの。洗剤を使いたいけれど使って良いかも迷います。
今回はエアコンのフィルター掃除についてまとめてみました。
掃除のコツ、気をつけるべきことなども書いていきますよ。
エアコンフィルターの汚れの正体って?汚れは水洗いで落とせるの?
エアコンは空気を循環するので、空気中の埃を吸い込み溜め込んでしまいます。
台所に近いリビングでしたら、換気扇のようにフィルターに油が付着していることも多いですね。
困ったことにこの油汚れは酸化してニオイの元になりますし、フィルターの目を詰まらせてしまいます。
菌の温床にもなりかねませんから、ぜひ早めにお掃除したいものですね。
埃だけの場合は水洗いで落とせますが、油汚れとなるとコツが必要になってきます。
一部の洗剤は使えますが、取扱説明書に書いてあるエアコンフィルター掃除に適応した洗剤とはどのようなものでしょうか。
まずは基本から見ていきましょうね。
フィルターの洗い方について詳しく知りたい方はこちらから
基本のお掃除のやり方とコツは?メンテナンスの頻度はどれくらい?
まずなによりも「高いところ」に手を伸ばすわけですから、
「足下」によく注意をして必要ならぐらつかない台を用意しましょう。
必ずお手入れの前にエアコンのプラグは抜いておきます。
さて、フィルターを取り外してから掃除機をかける方が多いと思います。
その際に埃が降ってきたことありませんか?
最初にこの「フィルターを外す前の段階で」軽く掃除機をかけておきましょう。
次にゆっくり丁寧にフィルターを外していきます。破損・変形しやすい薄いパーツですから慎重に。
もう一度掃除機をかけます。埃が多くつくのはフィルターの外側(エアコン側が内側です)ですから、外側から掃除機をかけます。
目に沿ってかけないと破れたりすることがありますから気をつけてくださいね。
済んだらシャワーをかけます。今度は裏側、つまり掃除機をかけた側ではなくフィルターの内側からです。
注意としてお湯は40度以上にしてはいけません。変形・変色の恐れがあります。
擦る時はスポンジの柔らかい面を使って掃除するとよいでしょう。硬い面やタワシ、ブラシはフィルターを痛めます。
汚れが落ちたらタオルでやわらかく拭いてあげて陰干しします。
直射日光はいけません。ドライヤーやストーブを使うのもいけません。変形する恐れがあります。
メンテナンスの頻度ですが、二週間に一度行うのが望ましいようです。自動で掃除する機能があるものでしたら六ヶ月に一度でよいそうです。
市販のエアコン用のカバーを活用すれば、もう少し間をあけられると思います。
エアコンの掃除方法、掃除不要なエアコンについて詳しく知りたい方はこちらから
水洗いでは落とせない、しつこい汚れには?
台所用の合成中性洗剤を使いましょう。
各メーカーの取扱説明書に記載されている方法ですので安心です。
浴槽などの大きめの容器にフィルターが浸かる程度に水を張って洗剤を薄めます。そしてフィルターを入れてつけ置きをします。
汚れが浮いてきたらやわらかいスポンジなどでそっと擦ってあげるといいと思います。
フィルターの目に逆らわないように、力を入れないことが重要です。
しっかりとすすぎ日陰で乾かします。
一度で落ちない場合はつけおき洗いを何度か試してみましょう。
頑固なフィルター汚れを徹底的に落としたい方はこちらから
水洗いしても落ちない頑固な油汚れ。効果的な洗剤はある?
頑固とまでくると選択肢は限られてきます。
まずはプロにお任せする方法。お金はかかりますが確実ですよね。1台1~2万円くらいでお願いできるようです。
自分で「エアコン専用スプレー洗剤」を買ってきて使う手間や、うっかりとエアコンを壊してしまうリスクを思うとまずまずですね。
余談ですが、市販のスプレー洗剤はプロの方も推薦していませんので使わないほうが無難です。
次にフィルターを交換する方法。フィルターパーツは税別で1000~3000円程度のようですから、
2~3枚使用する標準的なご家庭のエアコンですと、高額でも税別9000円程度で取り替えられます。
内部の掃除はできませんが「いますぐフィルターだけでもなんとかしたい」という方にはよいでしょう。
最後にあまりお勧めはしませんが、一般に使われている方法としてフィルターに「換気扇などに使う油汚れ専用洗剤」を使う方法。
例えば、マジックリンやオレンジ洗剤などといったものですね。
メーカーの説明書には「台所用合成中性洗剤」を使用してくださいとありますから、この辺りは「自分の判断」となります。
もし洗剤を使う場合はつけ置きをして、汚れが落ちましたらしっかりすすぐこと。
そしてきちんと乾かしてから取り付けることです。水に濡れたままでは雑菌が繁殖するなどしてニオイの元になります。
まとめ
いかがでしたか?目新しいことはなかったと思いますが、基本に忠実に今回はまとめてみました。
掃除でうっかり劣化したフィルターに穴を開けたことのある方も多いと思いますので、
とにかく「細心の注意を払って」、そして「安全に」行ってくださいね。
電気代にも関わってくる作業です。まめなメンテナンスが何より重要というまとめになりますが、
みなさんのお役に立てておりましたら幸いです。
よりよい快適で清潔な生活をお送りくださいね。