誰もが頭痛を経験したことがあるでしょう。
風邪やインフルエンザなどの病気が原因のこともあれば、
熱中症の症状の一つとして頭痛を訴える人もいます。
一言で頭痛と言っても、時には脳梗塞や、くも膜下出血などの症状の命に関わる病気の場合もあります。
ですが、ほとんどの頭痛は病気が原因ではなく、原因の分からないものだと言われています。
身近にも片(偏)頭痛や、緊張型頭痛に悩んでいる人はいるのではないでしょうか?
私も片(偏)頭痛に悩んでいますが、寝込むほどの頭痛とまではいきませんが、
痛み症状がある間は仕事に集中出来なかったり、不快な思いをしています。
そんな多くの人が悩んでいる頭痛ですが、頭全体が痛い、
後頭部が痛いなどの痛みを感じる場所や感じ方はさまざまです。
今回は、前頭部に痛みを感じる場合、左側が痛い場合について調べてみました。
前頭部の痛みの原因はなんなの?
前頭部にだけ痛みを感じる場合も、その多くは機能性頭痛と言われるものです。
機能性頭痛は大きく分けて、片(偏)頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛の3つがありますが、
前頭部にだけ痛みを感じている場合は、片(偏)頭痛、緊張型頭痛の2つが考えられます。
片(偏)頭痛は、何らかの原因で脳の血管が拡張してしまい、三叉神経を刺激することで痛みが起こります。
片頭痛の人の中には「気圧変調性頭痛」と言って、雨の日や前日に痛みを感じる人も多くいます。
どちらも、痛みが起こるメカニズムは同じで、ズキンスキンと脈の拍動に合わせて強い痛みが襲います。
特にコメカミのあたり、前頭部で痛みを感じることが多いようです。
次に考えられるのは、緊張型頭痛です。
緊張型頭痛は、肩や首の筋肉の緊張が原因で起こります。
頭を締め付けられるような痛みが特徴で、ハチマキで絞められたようなどと表現する人もいます。
肩や首の緊張が起こる原因は、長時間、同じ作業している、
うつむいている、車の運転ななどの身体的なストレスと、心理ストレスです。
身体的なストレスの場合は、こまめにストレッチをしたり、
身体を温めるなどして筋肉の緊張をほぐしてあげましょう。
心理的ストレスの場合、そのストレスの原因を解決してしまうのが一番ですが、
人間関係であったり、仕事上の悩みであったり簡単に解決できないものが多いですね。
ですので、ゆっくりお風呂につかる、軽い運動をするなど、
ご自身に合った方法でストレスの発散をしましょう。
左の頭が痛い時は?
左側だけ痛む場合、考えるのは先にあげた、片(偏)頭痛、緊張型頭痛の2つと群発頭痛です。
片(偏)頭痛、緊張型頭痛の場合、先ほど紹介した痛みが左側だけで起こっている場合もあります。
そして、もう一つが群発頭痛です。
20代から40代の男性に多く、左右どちらかの目の奥の
血管が拡張して炎症が起きてしまっているのが原因です。
毎日、同じような時間になると痛みだすのも特徴の一つで、かなり激しい痛みのようです。
あまりの痛さに目を壁に打ち付けたというエピソードが掲示板で紹介されていました。
目の奥の血管が拡張する原因などは、分かってはいません。
また、群発頭痛は一度治っても、また半年から数年後に発症してしまうことが多いそうです。
一度、発症したことのある人は注意しましょう。
自宅で出来る対処法?
片頭痛、群発頭痛が考えられる場合、どちらも血管の拡張で
痛みが発生しているので、温めることが厳禁です。
さらに痛みを強くしてしまう結果となります。
入浴も避けて、温めのシャワーなどでサッと済ませましょう。
どちらも、頭痛の症状が出てからでは頭痛薬が効かないことも多いです。
ですので、なるべく安静にして痛みが治まるのを待ちましょう。
緊張型頭痛の場合は、筋肉の緊張が原因です。
他の2つの機能性頭痛とは違って温めることが有効です。
お風呂にゆっくりと浸かる、ストレッチ、軽い運動を
するなどして筋肉の緊張をほぐしてあげましょう。
まとめ
頭痛って原因の分からないものがほとんどだと言います。
ですが、原因が分からないことほど不安にもなりますね。
何度もくり返すことも多いので、普段と痛み方が違う、痛みが長引いている、などの場合は、
もしかすると他の病気の場合もありますので、一度、病院を受診しましょう。