頭痛と一言で言っても、さまざまな原因や症状があります。
病気や二日酔いなどの原因がはっきり分かるものもありますが、
頭痛の約80%は原因が分からないとも言われています。
その原因が分からないと言われている頭痛は、大きく分けて「片(偏)頭痛」
「群発頭痛」「緊張型頭痛」の3つのタイプがあると言われています。
私も時々、片頭痛の症状が出て辛い思いをしていますが、初めて経験した時は、
脈打つように痛むために、脳の悪い病気ではないか?ととても不安に思ってしまいました。
あまりの痛みに病院を受診しましたが、何らかの原因で頭の中の血管が広がり、
神経を圧迫して痛みが出ているのだと、教えてもらいました。
その他にも、頭痛が起きる原因はさまざまあり、肉体的ストレス、
精神的ストレスも頭痛を引き起こす原因だと言われています。
そんな頭痛に悩んでいる方の中には、夕方や夜になると
痛みがひどくなるという症状に悩んでいる方がいるそうです。
今回は、夜になると頭痛が起こる場合について調べてみることにしました。
夜になると頭痛が起こるのは?
夕方や夜になると頭痛が起こる場合、一番、考えられるのが「緊張型頭痛」です。
頭全体が締められるような痛みが30分~7日間起こるのが、まず症状としてあげられます。
他には、肩や首が痛むという方やめまい、ふらつき、倦怠感などを感じる方もいるようです。
大人だけでなく、子ども、高齢者、年齢に関係なく起こります。
毎日頭痛を感じる慢性緊張型頭痛と、時々頭痛を感じる反復性緊張型頭痛の2つのタイプがあります。
原因となるのが、心理的ストレスと肉体的ストレスだと言われています。
ストレスにより全身が緊張してしまうことで、全身の血流が落ちてしまい、
頭を締め付けられるような痛みが発生してしまいます。
首から痛むのはどうして?
先ほども書きましたが、緊張型頭痛の原因はストレスです。
ストレスというと心理的なものを連想する場合が多いですが、肉体的なストレスもあります。
長時間にわたり、同じ体勢をしている、パソコン作業、
うつむいたままの作業、車の運転などで起こります。
同じ作業をずっと続けていると、首コリや肩コリなどが起こります。
そのために筋肉内の血流が落ちてしまい、首や肩の痛みと頭痛を誘発してしまうのです。
夕方や夜になって、頭痛が起こる場合、仕事で長時間一日中
同じ作業していると、肩や首に疲れが蓄積していることが原因です。
また心理的ストレスも筋肉を緊張させてしまいます。
ですので、まずは筋肉の緊張をほぐしてあげることで、
痛みを和らげたり症状を抑えることができます。
仕事でずっと同じ作業を続けている場合は、適度に肩や首を
ほぐしてあげるストレッチなどを取り入れましょう。
血管が拡張すると頭痛が起こるのは?
血管が拡張して頭痛が起きている場合に考えられるのが、片(偏)頭痛です。
ズキンズキンを脈打つような痛みが起こり、時には起き上がれないほどの痛みに襲われます。
血管が拡張してしまう原因は、ストレスや飲酒などさまざまなものがあります。
脳の血管が拡張してしまうと、三叉神経を圧迫してしまいます。
この三叉神経が圧迫されると、痛みの原因となる神経ペプチドが放出されます。
神経ペプチドが放出されると、血管の周りに炎症が起き、さらに血管が
拡張してしまい、ますます三叉神経を圧迫してしまうという悪循環が起こります。
頭痛が長くなると、さらに痛みを誘発してしまうということが起きてしまいます。
痛み止めを飲んだり、安静するなど早めに対処しましょう。
まとめ
我慢できる程度の痛みであっても、頭痛があると不快なものですね。
頭痛は、市販の鎮痛剤などでも対処できますが、月に何度も
薬を服用していると、薬が原因でも頭痛が起きてしまいます。
ですので、頭痛が連続している場合は、一度、医師に相談しましょう。