耳の奥がズキズキっ!と痛い時。
多くの人がまずは耳の中で何かトラブルが起きたことを考えるでしょう。
耳が関連する病気も、小さい子どもが多く発症する中耳炎から突発性難聴まで様々な病気が考えられます。
痛みの症状の他にも、耳鳴りや頭痛、めまいなどの症状が合わせて出る場合もあります。
そして、耳の痛みの症状はしばらくすると治まることも多く、病院に行かない人も多いようです。
ですが、耳の周辺にはリンパ節があるため、もしかしたら他の病気の前兆であることも考えられます。
そこで、今回は耳の奥に痛みを感じる原因などを調べてみることにしました。
耳の奥がズキズキする時は?
耳の奥が痛む原因はたくさんあります。
まず、耳の中に何らかのトラブルがある場合で考えてみましょう。
一番、多いのが「耳掃除のやりすぎ、耳垢のためすぎ」です。
耳掃除をやりすぎて耳の中に傷がついてしまい痛みが発生するのは分かりますよね。
逆に耳掃除をしないままでいると、耳の中で耳垢が貯まってしまい、
鼓膜などを圧迫してしまい痛みを感じることがあります。
また耳掃除をしていて、耳垢が中に押し込まれてしまい、鼓膜を圧迫してしまうこともあります。
気になる場合は、耳鼻科で耳掃除をしてもらうことも検討しましょう。
次に考えられるのが、「中耳炎」「内耳炎」や「難聴」などの耳の病気です。
耳の病気が疑われる場合、痛みの他に耳垂れや閉塞感、発熱、めまい、耳鳴りなどの症状があります。
ですので、痛みの他の症状も確認しましょう。
そして、稀に起こることですが、耳の中に何らかの異物が入り痛みを感じてしまうことがあります。
その異物の多くが小さい虫です。この場合、耳の中で虫が動き回る音や羽音が聞こえるそうです。
もし耳の中に虫が入ったと感じた場合、救急病院で対応してくれる場合もありますので、一度、相談してみましょう。
耳が原因でない場合は?
では、耳が原因ではない場合は、どんなことが考えられるのでしょうか?
まずは、「虫歯」「肩こり、首こり」などです。
耳の下をさわってみれば分かりますが、すぐそばに奥歯があることが分かると思います。
耳と奥歯は非常に近いために、虫歯の痛みを耳の痛みだと脳が勘違いしてしまいます。
また、肩から首、頭にかけて筋肉がつながっているために、肩や首の痛みが耳に伝わってしまいます。
この場合、ゆっくりお風呂に浸かるなどしてほぐしてあげるようにしましょう。
次に考えられるのが、「リンパ節の腫れ」です。
何らかの病気が原因でリンパ節が腫れて耳の奥に痛みを感じることがあります。
単なる風邪から、インフルエンザ、おたふく風邪などいろいろな病気が考えられます。
多くは耳鼻科でも対応できる病気が多いので、まずは耳鼻科を受診しましょう。
そして意外だと感じるかもしれませんが、神経痛で耳が痛むこともあります。
耳のそばには「三叉神経」「舌咽神経」があります。この神経が何らかの理由で
血管などで圧迫され、耳の奥に痛みを感じる場合もあるようです。
耳鼻科を受診して原因が分からなかった場合は、神経内科などの受診を検討しましょう。
ストレスが原因でも耳が痛む?
そして、見落としてしまいがちなのが、ストレスが原因で耳の奥が痛むことです。
ですが、しばらくすると症状が治まってしまうことが多いようです。
その症状をそのまま放置していると、「メニエール病」「突発性難聴」などに発展してしまいます。
どちらも悪化あせてしまうと完治するまでに時間のかかる病気です。
どちらの病気も、耳の一時的な痛みの他に、閉塞感、めまい、耳鳴りなどの症状があります。
症状が治まっても、頻繁にこれらの症状が起こるようであれば、一度、耳鼻科を受診しておくと安心でしょう。
まとめ
改めて調べてみると、耳の痛む原因は耳の病気だけでなく、ストレスも原因となることが分かりました。
それだけ、耳に関するトラブルは身近なものなのかもしれません。
そして多くは、耳の痛みだけなく他の症状があることがほとんどです。
受診する時は、他の症状も医師にきちんと伝えるようにしましょう。