普段はなんともないのに、急に耳がズキン!と痛み、
「え?今の痛みは何だったの?」と不安になってしまった経験があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
突然の耳の痛み。普段はなんともないとなると更に心配になりますよね。
そんな症状が何日も続いて悩んでいるという方は早めに対処、治療をした方が良いかもしれません。
耳の痛みは耳に中耳炎などの炎症がある場合ももちろんありますが、
体の別の部分が病気になっていて悲鳴を上げている可能性もあるからです。
放っておくと難聴になってしまったりと、大変な思いをすることになってしまうかもしれません。
急に耳の奥が痛む場合は?
実は急に耳の奥がズキン!と痛むのはストレスが原因かもしれません。
現代はストレス社会とも呼ばれていますし、最近は20代~30代の方にこの症状は多くみられています。
メニエール病という病気がありますが、このメニエール病の原因はストレスがほとんどと言われています。
初期症状としては目の前がぐるぐると回り始めるめまいや、耳鳴り(耳の痛み)頭痛、吐き気などがあげられます。
この初期症状のうちに対処することができれば早く治すことができるのです。
ひどくなってしまった場合には、入院をして治療に専念する必要があったりとあなどれない病気なのです。
その他にも、突発性難聴なども耳の痛みを伴うことがあります。
この突発性難聴は、名前の通り何の前触れもなく耳が聞こえにくくなってしまいます。
原因はまだ解明されていませんが、発症してしまうとメニエール病と同様に完治するのがとても大変といわれています。
耳に閉塞感を感じたり、耳鳴り、耳の痛み、めまいなどの症状がみられた場合には突発性難聴の可能性があります。
早めに病院へいき、医者へ相談するようにしましょう。
噛むと耳の奥や中が痛いのは何なの?
噛む動作をすると耳が痛い。そんな症状がある方は顎関節症の疑いがあります。
耳だけでなく、こめかみや目の奥が痛い!と言う方も、顎関節症になってしまっているかもしれません。
顎関節症は慢性的な疾患で、かみ合わせがずれたりすることで発症すると言われています。
日常生活の中で左右対称に物を噛まずに、どちらかの顎だけで噛んでいたり、頬杖をつく癖があるという方は要注意です。
その他にも寝る向きがいつも一緒だったり、寝ている時に無意識に
歯ぎしりをしてしまう方も顎関節症になるリスクは高くなります。
その他に考えられる理由としては耳下腺炎です。
耳下腺と呼ばれる、唾液を作る部分が炎症を起こしている病気ですが、
物を噛んだ後に耳の周りが腫れたり熱を持っている場合には、耳下腺炎の可能性が高いでしょう。
対処法や改善策はある?
これまでお話をした炎症や症状がある場合には、
できるだけ早く病院へ行き処置をしてもらうようにしましょう。
特にメニエール病や突発性難聴の場合には早期発見、早期治療がカギとなります。
対処が遅れるとその後の治療なども大変になってしまいます。
また、夜間などで痛くても病院に行くことができない場合には、
市販の痛み止めなどを試してみる価値もあります。
しかし、子供の場合にはどんな痛みかを上手く大人に伝えることが
できないため、安易に痛み止めを飲ませる事はやめましょう。
きちんと医師の判断を仰ぐようにしましょう。
痛みと共に熱をもっているようであれば、冷やしてあげると痛みが少し和らぐでしょう。
まとめ
耳の急な痛みについてまとめてみましたが、やはり耳の痛みは耳が原因ではなく事も多いです。
自分で勝手に診断をせずに、きちんと病院へ行くようにしましょう。
また耳の痛みとともに、回転性のめまいを感じた方は早めに病院を受診することをオススメします。
回転性のめまいがある時には、メニエール病や突発性難聴の可能性もありますので、
処置が遅れると治療がかなり大変になってしまいます。
仕事があるからと病院を後回しにせずに、自分の体を一番に考えるようにしましょう。