耳の下や耳の後ろが痛いと子供が言い出すと、頭や脳に近いところなだけに心配ですね。

耳自体でなく、耳の下や耳の後ろが痛いときは、どんな病気が考えられるのでしょうか。

 

子供に多い耳のトラブルに中耳炎が上げられますが、

中耳炎でも耳の下や後ろが痛むのか気になるでしょう。

 

耳の病気になって痛んでいるのか、それとも他の場所に病気の影響が

耳の近くに出ているのか、気になる子供の病気について調べました。


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子供の耳の下が痛いのはなんで?

 

子供が耳の下を痛がるとき、つい耳の病気を疑ってしまいますが、原因は耳だけにあるのでしょうか。

ひとつは耳の中が炎症を起こす「中耳炎」を一番に疑うでしょう。

 

中耳炎は多くの子供が必ずといって良いほど一度はかかる病気の一つですし、

耳だけでなく耳の下にも痛みが波及することが多いためです。

 

中耳炎以外に耳の下が痛むことの多い病気としては、「耳下腺炎」であることが考えられます。

耳下腺炎には「流行性耳下腺炎」と「反復性耳下腺炎」の二種類があり、

流行性のものは一般的に「おたふく風邪」の名前で知られていますね。

 

反復性耳下腺炎はおたふく風邪と違い、人から移ることも人に移すこともないですが、

抵抗力が落ちていると何度もかかるために、一回しかかからないおたふく風邪と対比して「反復性」と付くのです。

 

症状が出ている期間や発熱の有無は違いますが、どちらも耳の下からあごにかけて

腫れて痛みがあり、おたふく風邪か反復性耳下腺炎かは一見しては判断できないため、

耳の下が痛いと言い出したら早いうちに病院で治療するようにしましょう。

 

また、病気ではないですが顎関節症やあごの使いすぎで耳の下が痛むこともあります。

顎関節症はその名の通りあごの関節に異常が出る病気で、あごと一緒に耳の下に痛みが走ります。

 

あごの使いすぎは、しゃべりっぱなしや長く歌を歌っただけでなく、

咳やくしゃみをしてあごが何度も緊張して疲れてしまいます。

 

あごが疲れると耳の下だけでなく、耳の中や喉も痛みだしますし、

子供によっては頭痛を誘発してしまいますので、風邪や鼻炎の時には気をつけておきましょう。

 


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耳の後ろが痛い場合は?

 

耳の周りではありますが、耳の下ではなく耳の後ろが痛むときはどのような病気が考えられるのでしょうか。

やはり中耳炎も原因として多く挙げられますが、中耳炎と同じくらい「リンパ腺炎」が原因のことがあるのです。

 

リンパ腺は風邪や怪我などで細菌やウィルスが体内に入ったときに、細菌を退治しようと炎症を起こしてしまうのです。

首や耳の周りには大きいリンパ腺があるために、リンパ腺炎にかかると耳の中や耳の後ろによく痛みが出ます。

 

リンパ腺炎の症状は中耳炎や外耳炎と良く似ていて、耳の中や耳の後ろにズキンとする痛みが走る

37度ほどから38度台の発熱が主な症状なために、リンパ腺炎はよく中耳炎・外耳炎と勘違いされることがあります。

 

ほかには、個人の体質によって出来る人と出来ない人がいますが、

耳の後ろには「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるできものの可能性もあります。

粉瘤は別名アテロームと言い、大まかにいうと垢が皮膚の下に溜まってこぶになってしまう病気です。

 

病気と言っても粉流自体は良性腫瘍に分けられますので、すぐに何かの症状が出るわけではないのですが、

痛みが出ている場合は中が炎症を起こしていたり膿が溜まってしまっている状態ですので、

病院で皮膚を切って中を綺麗にしなくては別の重大な病気になってしまう可能性があります。

 

最初はちょっとしたふくらみ程度ですが、耳の後ろにできものがあったら粉瘤を疑って見ましょう。

 

 

中耳炎とはどんな病気なの?

 

子供の耳の痛みでよく聞く中耳炎ですが、中耳炎は詳しくはどんな病気なのでしょうか。

人間の耳はおおまかに、耳の穴から触れる範囲の「外耳」、鼓膜の奥にある「中耳」、

中耳の奥にあって聞こえだけでなくバランス感覚なども担っている「内耳」の3つに分けられます。

 

中耳は鼓膜の奥にあるだけでなく耳と喉をつなぐ「耳管」とも

つながっていて、顔の中のつながりの要所にもなっています。

 

中耳炎はその耳の中の中耳が何かしらの原因で炎症が起きる病気で、

大人になると海やプールで水遊びをしたときに、耳の中に水が入ったままにして…

ということが多いですが、子供の場合は風邪や鼻炎の細菌やウィルス、

乳児ではミルクが喉や鼻から耳管を通して中耳に入り込み炎症を起こすことが多いのです。

 

子供の耳管は大人に比べて短く太さがあるために、くしゃみや咳をした衝撃で鼻水が

耳管に流れ込んだり、寝たまま哺乳瓶でミルクをあげていると重力に従って耳管に入り込みます。

 

中耳炎は炎症が始まると、強くズキンとする痛みと腫れが1週間ほど続き、

このときに症状が重いと発熱と難聴も併発します。

 

痛みや腫れのピークが終わると、少しづつ症状が落ち着いてきますが、

耳から炎症を起こしていた原因の膿が耳だれとして耳から、または鼻水やたんに似た状態で鼻や口から排出されます。

 

中耳炎になったときの体調や抵抗力にもよりますが、

子供なら完治までは1ヶ月以上かかることも少なくないです。

 

普通の風邪や鼻炎と違う、耳を気にしていたり痛みを訴えていたら、

小児科でなく耳鼻科にかかってみましょう。

 

 

まとめ

子供の耳の下が痛むときは、中耳炎以外に耳下腺炎やあごの不調が考えられます。

耳の後ろが痛い場合は中耳炎やリンパ腺炎のほかに粉瘤の可能性もあり、耳の後ろにできものがないか見てみましょう。

 

子供の代表的な病気の中耳炎は、ちょっとしたくしゃみやミルクの飲み方でも起こる病気です。