花粉やほこり、動物の毛などが原因で喉から耳にかけて痛くなる

アレルギー性鼻炎は、日本人の5~10人に1人が症状を訴えていると言われてます。

 

アレルギー性鼻炎の症状は喉から耳が痛いときもあれば、

耳と喉の間が痛いときもあるのはなぜ?鼻炎なのに喉や鼻だけでなく耳が痛いのはどうして?

 

身近にあるアレルギー性鼻炎の原因、喉と耳の痛みのメカニズム、

喉と耳の間には何があるのかをまとめました。


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アレルギー性鼻炎とはどんな病気なの?

 

風邪や腹痛などと同じくらいメジャーになったアレルギー性鼻炎ですが、

実際に症状が出たことのない人はどんな病気かピンと来ないと思います。

 

毎年春先になると天気予報で話題になる花粉所も、アレルギー性鼻炎の中のひとつの症状です。

 

アレルギー性鼻炎の原因は、スギやヒノキに代表される花粉や

動物の毛・ダニ・ほこりなどのハウスダスト、

その他ソバや小麦の粉・キノコの胞子が体に入り込んで起こります。

 

花粉やほこりが体内に入ると、アレルギーを持っていない人には

単にごみが入っただけ終わりますが、特定のアレルギーを持った人の体の中では

「IgE抗体(図では単に抗体となっています)」が作られます。

 

IgE抗体が作られてから再び同じ特定の花粉やほこりが体内に入ると、

IgE抗体とくっついた肥満細胞が刺激されてアレルギー誘発物質を出し、喉や鼻が炎症反応を起こすのです。

 

出典:ssp.co.jp/

 

もちろんアレルギーを持っている人の全員がアレルギー性鼻炎になるわけではなく、

症状が内臓や呼吸器、皮膚に出る人もいますので、鼻炎ではない=アレルギーを持っていない、とはなりません。

 

また、鼻炎と名前がついていますが鼻の症状が軽く、

喉や目に強く症状が出るタイプの人もいて、一人ひとり症状の差が大きい病気です。

 

症状はさまざまですが、基本的には飲み薬でアレルギー誘発物質を抑える治療が行われます。

多くの人は飲み薬で症状が緩和されますが、一度発症すると

症状の強弱はあるものの完治はしないので、病気といわずに体質というお医者さんもいるくらいです。

 


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喉から耳にかけて痛みがある場合は?

 

アレルギー性鼻炎の症状が現れて、喉から耳にかけて

顔の下半分に痛みが出る人も多いのではないでしょうか。

 

喉から耳にかけて痛みがあるのは、アレルギー性鼻炎が原因である場合がとても多いのです。

鼻炎自体は喉や鼻に照応が出やすいですが、喉と鼻だけでなく

耳・目もつながっているので、喉や鼻の炎症が耳や目にも移ってしまうことが多くあります。

 

耳に炎症が移ってしまうと中耳炎や内耳炎になりますし、目に移った場合は結膜炎になりますね。

 

炎症になっていないでも喉から耳にかけて痛みがある場合は、

喉の痛みを耳の痛みと脳が間違えてしまう「放散痛」のときもあります。

 

喉の神経と耳の神経は同じ迷走神経という同じ神経が通っているために、

本来は喉しか痛んでいないのに耳も痛く感じてしまうのです。

 

もっと単純な原因で、咳やくしゃみのしすぎで首やあご・肩など首を中心にした

全体が凝っていたり筋肉痛になっていて、耳の筋肉も一緒にこわばって痛いときもあります。

 

耳の後ろから肩にかけて大きな筋肉があり、

肩凝りがひどくなると耳の奥が痛くなったり耳鳴りがするのです。

 

同じく咳やくしゃみのしすぎで、喉や鼻と耳がつながる耳管や中耳、

内耳の動きが悪くなって頭の中の気圧が調節できずに、耳の奥が痛む場合もあります。

 

気圧の調節ができなくなるようなときは耳全体が弱っていますので、

放っておくと中耳炎や内耳炎、ともすれば難聴にも移行しやすいので注意が必要です。

 

 

耳と喉の間が痛くなる原因は?

喉や耳そのものではなく、耳と喉の中間に痛みがあるときの原因はなんなのでしょうか。

 

耳のまっすぐ下、あごのと首のつながる辺りの内部に痛みがある場合は、

おそらく「耳管」と呼ばれる器官が不調を起こした「耳管開放症」または「耳管狭窄症」が疑われます。

 

聞きなれない器官の名前ですが、耳管は耳の奥にある鼓膜の

更に奥にあって耳と鼻・喉をつなげている管で、図の番号「12」番に当たります。

 

出典:ja.wikipedia.org/

 

この耳管は普段は閉じていて、外と耳の中(頭の中)の気圧のバランスが

崩れたときに開閉して調節する役目を持っています。

 

よく車やエレベーターで高地に来たときや飛行機で上空に着いた直後、

耳の奥がキーンといったりズキンとした痛みが起こり、耳抜きをした経験があるでしょう。

 

この耳抜きは人為的に耳管を動かして、外と耳の中の気圧を調節しているのです。

耳管開放症は文字の通り耳管が開きっぱなしになってしまっている状態、

耳管狭窄症は反対に耳管が狭くなったりふさがっている状態を指します。

 

状態は反対の病気ですが、どちらも耳の奥や喉から耳までの全体が痛んだり、

自分の声や息遣いがやけに大きく聞こえる、

耳の奥や鼻の奥が詰まった感じがするといった、似たような症状が現れます。

 

アレルギー性鼻炎では鼻に症状が出ることが多く、

鼻とつながっていることからも耳管開放症や耳管閉塞症も併発しやすい病気といえますね。

 

アレルギー性鼻炎の症状が治まっても、耳管の違和感や痛みが続くときは

できるだけ早く耳鼻咽喉科のお医者さんに診せるようにしましょう。

 

 

まとめ

アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどのアレルゲンが体内に入ることで起こる鼻や喉の炎症です。

 

喉から耳にかけて痛みがある場合は、耳が炎症を起こしている、

のどの放散痛・筋肉のこわばりなどさまざまな原因が考えられます。

 

耳と喉の間が痛くなる原因は、おそらく耳管が不調になっていて痛んでいるのでしょう。