風邪を引いたり花粉症になると、咳がとまらないことがよくありますね。

咳がとまらないと、だんだんのどや口だけでなく体のさまざまな場所が痛んできます。

 

特に、咳をすると合わせて耳が痛い、咳自体は出ていなくても咳のしすぎで耳が痛い、なんて経験がある人は多いと思います。

咳をすると耳の奥が痛くなるのはなぜなのか、どんな影響があるのか、まとめてみました。


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何故咳をすると耳が痛くなるの?

 

風邪を引いたときに咳をしすぎて耳が痛い場合、

多くの原因は耳やのどや口といった耳の近くが炎症を起こしているためです。

 

炎症を起こしていると、小さな動きも刺激になって痛みがはしったり、熱が上がります。

そのために咳をすると耳が痛くなるのですね。

 

一番多いのが、風邪の菌やウィルスが耳の鼓膜の奥にある

中耳に入り込んで炎症を起こしている「中耳炎」ではないでしょうか。

 

中耳炎は風邪が元の咳以外でも、耳の痛みを伴う病気としてポピュラーなものですね。

次に考えられるのは、中耳と鼻の奥をつなぐ耳管が炎症を起こしている「耳管開放症」または「耳管狭窄症」でしょう。

 

耳管は耳の中の気圧を調節して体の外と同じにする役割があり、

この耳管の開け閉めをして気圧を変えているので、

炎症を起こして開け閉めがうまくいかず気圧が狂うことにより痛みます。

 

中耳や耳管の炎症は耳の器官自体が炎症を起こして痛みますが、

耳以外の場所が炎症を起こした影響で耳が痛む場合もあります。

のどの扁桃腺が炎症を起こした「扁桃腺炎」も、しばしば耳が痛いなる病気のひとつです。

 

のどが痛んでいるのに耳が痛くなるのは不思議に思えますが、

迷走神経と呼ばれる神経はのどと耳の両方につながっていて、

脳が勝手にのどの痛みを耳の痛みと感じてしまうのです。

 

扁桃腺炎も最初こそのどの炎症だけですが、症状が重くなるとのどから耳や鼻にも

炎症が広がって中耳や耳管の炎症に移行していきますので、のどだけでなく耳にも注意しなければいけませんね。

 

花粉症の人はこの扁桃腺炎になりやすく、

花粉症と扁桃腺炎の両方で耳が痛みますので、

毎年のことと思わずにこまめな治療とケアをするといいでしょう。

 


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風邪でない咳で耳が痛い場合は?

 

風邪や花粉症になっていない状態で咳をして、耳や耳の奥が痛くなりときもありますね。

目立って風邪などの炎症が起きていないのに耳が痛くなるときは、どんな原因があるのでしょうか。

ひとつは耳の掃除のしなさすぎ、またはしすぎが考えられます。

 

長く耳の掃除をしていないと汚れが耳の中に溜まり、鼓膜や耳の皮膚を圧迫して

違和感や痛みを感じる場合があり、普段は気にならない程度の違和感や痛みでも、

咳をして耳の中が動いた拍子に強く痛むのです。

 

反対に掃除をしすぎていると、汚れだけでなく耳の皮膚が傷ついて

気付かないうちに小さな傷や炎症が起きていて、

咳によって強く刺激されたことによって痛いと感じます。

 

次に考えられる原因は、肩のこりやリンパの不調です。

のどよりも離れている肩ですが、肩や首の筋肉は耳の周りまでつながっていて、

肩がこって筋肉が引っ張られいるなかで咳をすると、筋肉でつながっている耳の奥が痛みます。

 

同じくリンパが不調のときは、症状が出やすい耳の周りに痛みが出やすくなります。

リンパの中でも症状が出やすい場所の中に耳の周りも含まれていて、

頭に近いことからも違和感や痛みを感じやすい場所でもあります。

 

咳は1回に2キロカロリーのエネルギーを消費する上に全身の筋肉が瞬間的に

力む動作なので、小さな不調を刺激して表に出すことが多くあります。

 

風邪を引いていない、花粉症が出ていないのに咳をして耳や耳の中が痛むときは、さまざまな原因が考えられますね。

 

 

咳のしすぎが体にどの程度影響が出るの?

 

咳はさまざまな理由で出るものですが、長く咳が続くとどのような影響や症状が現れるのでしょうか。

最初は炎症が主な原因で出る咳ですが、咳が引き起こす二次的な症状で多いものに「頭痛」があります。

 

咳をするたびに筋肉がこわばるだけでなく、血管が急激に広がっては縮むために頭痛が起こる可能性が高いのです。

咳のしすぎで起きる頭痛はズキンズキンとした続く痛みではなく、側頭部がグーッと痛んで1分もすると落ち着く痛みです。

 

次に多いのが、背中やお腹・肩などに現れる筋肉痛があります。

咳き込むときに筋肉がこわばり、咳が何度も続くことで普段動かさない筋肉が引きつれて筋肉痛を起こすのです。

 

体がこわばって痛むのは筋肉だけでなく、その中にある骨にも影響してきます。

強い咳が続くと、骨が出来上がってない子供や骨粗しょう症のお年寄りは、

咳の衝撃で近くにあり細い肋骨が折れてしまうことがあるのです。

 

肋骨は人体の中でも折れやすい骨のひとつで、人によっては咳ではなく

大笑いして折れてしまった事例もあるくらいもろい骨なのです。

 

また、咳が原因の場合と耳の炎症が原因の場合がありますが、

どちらでも重症化することによって起こる「難聴」は注意が必要です。

 

咳のしすぎで鼓膜が不調が起こったり、耳の中が炎症がなっていると、

痛むだけでなく耳自体の能力が落ちて難聴になってしまうのです。

 

 

まとめ

咳をすると耳が痛むのは、耳の中や扁桃腺といった耳に近い部位が炎症を起こしている場合が大半です。

風邪や花粉症でない咳で耳が痛むときは、耳の掃除であったり肩のこりやリンパの不調が考えられます。

 

咳のしすぎで起こりうる体への影響は、頭痛や筋肉痛・骨折・難聴があります。