なんだか目がぼやけているような、視界がかすんでいるような違和感を感じているうちに、

気付いたら視力低下していたと言って眼科を訪れる人が多いようです。

 

目は見えているのが当たり前で、気付いたときにはいつの間にか見えづらくなっているのはどうしてなのでしょうか。

明確に視力が低下する病気がある?目がぼやける原因はどんなものが挙げられる?

 

何気なく見ていながら大切な器官の目について、基本をまとめました。


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視力が低下するのはなぜ?

 

まず、視力はどうして低下するのでしょうか?

視力が低下する原因を知るためには、先に目の仕組みを理解するとわかりやすいと思います。

 

目はよくカメラの仕組みをなぞらえて紹介され、ピントを合わせる機能を

担っているのが毛様体筋・レンズの役割をしている水晶体や角膜・眼球の奥で

映像を写し取る網膜の3つが揃って初めて、ものが見えるのです。

 

出典:ja.wikipedia.org/

 

毛様体筋が正しく動いて水晶体の厚みを正しく焦点を合わせ、網膜ぴったりの位置に

映像を投影している状態を「正視」と呼び、裸眼でも生活に支障のない視力を持っている状態といえます。

 

出典:sonimac.co.jp/

 

毛様体筋と水晶体がうまく機能せずに、焦点を網膜に合わせられないで

ものが見えづらいときのことを「視力低下」を呼びます。

 

焦点の位置が網膜の手前に来てしまうときを「近視」

反対に網膜よりも遠くの位置に焦点を合わせてしまうときを「遠視」

 

また焦点を結ぶ位置は別にものの縦横を正しくフォーカス出来ない状態を「乱視」呼んで、

そのすべてをひっくるめて「視力低下」とされています。

 

目のピント調節やフォーカスがうまく出来ない原因はさまざまあり、

ひとつはPCやTV・スマホの画面を長時間見る、薄暗いところでスマホや本などを見ることが挙げられます。

 

明る過ぎる液晶画面や暗いところでものを見ることによって、

毛様体筋や水晶体を酷使して調節機能を下げてしまうためです。

 

次に、姿勢が悪かったり生活習慣の乱れからの眼精疲労と、眼精疲労の回復不足があります。

 

姿勢が悪いと、どうしても左右の目でまっすぐ見られないために片方の目に

大きな負担を強いてしまい、片方が疲れてピント調節がうまくいかないと

もう片方も低い視力に合わせて左右のバランスを取ろうとするためです。

 

また、生活習慣の乱れで睡眠時間が短かったり、目の回復に必要な栄養素が摂取できていない、

精神的な疲れ(ストレス)が溜まっていて目以外も調子が悪いとなると、

起きていたときに溜まった疲れが完全に回復せずに翌日を迎えて、疲労の蓄積から視力が低下するのです。

 

最後に、視力低下を引き起こす病気にかかっていることですね。

多くは眼精疲労やストレス、加齢、別の病気などがトリガーになって引き起こるもので、原因は個人個人で変わってきます。

 

どの原因であっても、最終的に症状として表面に出てくるものが「ピント調節やフォーカスがうまく出来なくなる」ことです。

 


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目がぼやけるのは何が原因なの?

 

ひとくちに視力低下と言っても、単純にものが見えなくなるだけの症状は

珍しく、多くは視界のぼやけやかすみを伴ったものでしょう。

 

視力低下は目のピント調節やフォーカスが出来ていないことに起因しますが、

視界がぼやける原因は何があるのでしょうか。

 

多くのぼやける原因として、目のさまざまな場所が傷ついていたり炎症を起こしている、

加齢により器官の動きに支障が出ている、はたまた映像を処理する透明な器官が病気になっていることが予想されます。

 

目の表面にある角膜はちょっとした衝撃で傷付きますし、

表に出ている分ゴミが触り炎症を起こすことがとても多く、

ものを見るために常に映像を写し続けている水晶体や硝子体・網膜は炎症や病気になりやすくもあります。

 

水晶体は加齢が原因で白や黄色に濁ってしまいやすいですし、

網膜は眼精疲労や強い衝撃を何度も繰り返すことによって

網膜はく離を起こして視界が狭くなったりかすみを起こします。

 

目のぼやけは視力の低下と一緒に見つかることが多く、

眼科で診断されたり治療を受けるときに知ることが多いのですが、

多くの視力低下は目のぼやけやかすみが起こったことによって毛様体筋が疲れ、視力低下が起きます。

 

視界がぼやけて見えるのを放置してしまうと、最終的には視力低下や

失明につながる危険な行動ですので、気付いたら早いうちに眼科での治療とメガネなどによる矯正をしましょう。

 

 

考えられる目の病気はある?

 

視力の低下や視界のぼやけの原因をご紹介してきましたが、

それらの症状を起こす病気はどんなものがあるのでしょうか。

 

目のかすみが出ているときに考えられる病気としては、

角膜が炎症を起こしている「角膜炎」に、水晶体の濁りが起こる「白内障」や

硝子体や網膜の異常から起きる「飛蚊症」、網膜の外側にある

ぶどう膜が炎症を起こしている「ぶどう膜炎」であることが多く報告されています。

 

角膜炎やぶどう膜炎は、眼精疲労が溜まって抵抗力が落ちてしまった結果

起こることが多く、白内障や飛蚊症は加齢や怪我・別の病気が原因で起こることが多い病気です。

 

視力の低下が起こる病気は目のぼやけ以上に多くの原因があり、

その全てはご紹介できませんので比較的多い原因のものを挙げていきます。

 

目の異常で視力低下する病気の中で多いのは「白内障」や「飛蚊症」などで

視界が悪くなったことによるものと、「網膜はく離」や「眼球内出血」といった、直接見えなくなる病気が挙げられます。

 

目自体ではなく、目で映像を捉えてから脳に伝えるまでの間に異常が起こる病気としては、

視神経の炎症を起こす「視神経炎」のほかに、「脳腫瘍」や「眼窩腫瘍」が視神経を圧迫して視力低下いるパターンもあります。

 

腫瘍が視神経を圧迫している場合は、

その腫瘍を取り除くことによって他の治療をせずに視力回復するときもある病気です。

 

目とも視神経とも関係ないところから視力低下を起こす病気は多岐に渡り、

目に症状が出ることで有名な「バセドウ氏病」や「糖尿病」のほかに、

「脳出血」や「髄膜炎」、「筋無力症」といった病気も視力低下を引き起こします。

 

目は脳に近いだけあって、全身の病気によって症状が現れます。

視力や視界がおかしいからといって、目が原因とは限らないのですね。

 

 

まとめ

視力の低下の多くは、眼精疲労や生活習慣・加齢・病気とさまざまなものが原因となります。

目がぼやけることの原因も視力の低下と同じく、疲労から病気まで人によって多くのものが考えられます。

 

視界のぼやけや視力低下の原因になる病気は全身にあり、目以外の不調で起こることもしばしばです。