「眼鏡やコンタクトを使わず、裸眼で生活したいなあ・・」それは多くの日本人の願いです。

日本人の約4割近くが18歳までに眼鏡やコンタクトレンズを使用しているという調査結果が出ています。

 

近視が進み、裸眼では生活できない人も少なくありません。

もし重度や極度の近視になってしまったら、トレーニングや手術で視力回復させることはできるのでしょうか?

 

重度・極度の近視の場合に視力を良くする方法があるかどうかについて調べました。

また、裸眼視力をアップさせるレーシック手術についても紹介します。


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そもそも近視って何?

近視とはそもそも何かご存知でしょうか?

一言でいうと「遠くのものがはっきり見えにくくなること」ですが、眼球の状態によっていくつかのタイプに分けられます。

 

近視とは

出典:smile-eye.com/

目に入ってきた光は眼球のレンズ(水晶体)を通って屈折し、網膜に像を写し出します。

屈折した光のピントが網膜上で合うと、ものの姿をはっきり見ることができます。

 

出典:smile-eye.com/

 

正常な状態の眼球は、対象物との距離によって水晶体の厚さを調節し、網膜上にピントを合わせます。

 

ところがこれがうまくいっていないと、遠くを見た時に網膜より手前でピントが合ってしまい、ぼやけて見えてしまいます。

これが近視です。

 


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仮性近視と真性近視

 

近視には、その原因によって次のような種類があります。

「仮性近視」とは、本当の近視ではなく、水晶体の調節をする毛様体筋が緊張しているだけの一時的な状態を指します。

 

毛様体筋の緊張を解けばレンズの調節機能が戻り、視力が回復します。

これに対し「真性近視」は、光の屈折力や眼球の形自体が変化している状態をいいます。

 

角膜や水晶体の屈折力に異常がある場合を「屈折性近視」、眼球が長く伸びてしまっている状態を「軸性近視」といい、特に重度の近視の人はほとんどが軸性近視になっています。

 

子どもの視力が低下しはじめる時は、ほとんどが仮性近視の状態です。

この時期に毛様体筋の緊張を解いてやれば、元の視力を取り戻すことが期待できます。

 

ところが仮性近視を放置していると、眼球の構造が変化して真性近視に移行してしまうのです。

 

重度・極度の近視って何?

眼科の視力測定で見かける「1.0、0.8」といった焦点距離値の他に、視力の度合いを示す「近視度数」という値があります。

近視度数は、コンタクトレンズを使っているとなじみのある数値です。

 

<近視度数の目安>

±0D(正常)
~-3.00D(軽度・弱度近視)
~-6.00D(中等度近視)
~-10.00D(重度・強度近視)
~-15.00D(最強度近視)
-15.00D以上~(極度近視)
(※区分の仕方については諸説あり。D=ディオプトリー)

 

この中で重度・極度近視と言われるのは、-6Dを下回る近視度数の場合です。

コンタクトレンズをお使いの方はパッケージをチェックしてみて下さい。

 

視力検査の数値でいうと0.02~0.1くらいの間ですが、明確に対応させることはできません。

目安としては指を使ったチェック方法があります。

 

裸眼状態で人差し指を顔の前に出し、目を凝らさずにはっきり見える距離まで近づけていきます。

指が見える距離が眼前11㎝を下回る場合は、-8D以下の重度近視といえます。

 

 

重度や極度の近視は良くなるの?

 

重度や極度の近視は、多くの場合眼球が長く変形した軸性近視の状態になっています。

仮性近視の場合は筋肉をほぐすことで改善が見込めますが、一度変形した眼球を戻すことは困難です。

 

このような場合、メガネやコンタクト、もしくはレーシックなどの手術で視力を矯正するのが一般的な対処法といえます。

ただし、近視度数が悪い人は視力回復トレーニングが全く意味をなさないというわけではありません。

 

仮性近視(筋肉の緊張)と軸性近視(眼の変形)が同時に起こっている場合、視力回復マッサージや眼筋トレーニングで仮性近視部分だけでも回復させることが期待できるかもしれません。

 

近くの物を長時間見続けない、近くと遠くを交互に見るなどのトレーニングを心がけましょう。

 

また、眼の外側の筋肉(外眼筋)トレーニングは眼球運動をスムーズにする効果があるので、レーシックなどの視力矯正手術を受けた上で補助的に行う分には効果が見込めます。

 

重要なのは、眼の状態をなるべく正常に保ち、今ある視力を低下させないことです。

特に重度や極度の近視の場合、眼球が伸びることで網膜剥離や視神経障害を起こしやすくなり、失明に至るおそれもあります。

 

近視度数が悪くなってきたら、定期的に眼科で検診を受けるようにしましょう。

 

 

レーシックって何?メリット・デメリットはどんなもの?

レーシック手術は近視の人が裸眼視力を取り戻せると人気の方法ですね。

重度の近視の場合、裸眼視力を取り戻すにはレーシック手術を受けるしかないと考える人も多いと思います。

 

出典:lasik.jp/

 

レーシック手術とは、角膜をレーザーで削って形を変え、屈折を変えることで視力を矯正する方法のことです。

厳密には、使用するレーザーや角膜の削り方によって様々な方法があります。

 

費用は医院によって異なりますが、健康保険対象外で15万~25万円が相場です。

また、レーシック手術を受けられる条件には次のようなものがあります。

 

・年齢(近視が進みやすい未成年は受けられない場合が多い)
・近視の程度(-6D~-8D以下の近視は適用外)
・角膜の厚さがある程度あること
・糖尿病など、特定の疾患にかかっていないこと

 

このような条件を満たしていれば手術を受けられますが、上にあげた近視の程度からも分かるように、極度の近視の場合は手術適用外になることもあるので注意して下さい。

 

レーシックのメリット・デメリットには次のようなものがあります。

 

メリット

・近視や乱視が矯正され、裸眼で生活できる
・コンタクトレンズによって角膜を傷める心配がない
・メガネやコンタクトと比べ、長期的な費用対効果が高い
・スポーツ選手など、メガネやコンタクトでパフォーマンスが下がる職種の人でも視力を矯正できる

 

デメリット

・角膜にメスが入ることでドライアイになりやすい
・角膜が濁ったり、光がにじんで見えたりすることがある
・角膜炎などの感染症のリスクがある
・眼球の内圧が変わることで近視が再発するリスクがある

 

また、削った角膜は元に戻らないため、近視が再発した場合に再手術ができない場合があります。

手術を検討する際は、このようなリスクについて医師に十分説明を受けましょう。

 

レーシックの料金相場は高額ですが、安い医院を選べばいいというわけではありません。

術前の適性検査や手術説明、さらに術後の経過をしっかりサポートしてくれる医院を選ぶことが重要です。

 

 

まとめ

重度や極度の近視についてまとめましたが、いかがでしたか?

近視には仮性近視と真性近視の2種類があり、重度や極度の近視は視力回復が困難な真性近視になっている場合が多いです。

 

対処としてはメガネやコンタクト、手術による矯正が主ですが、トレーニングなどによって現在の視力をできるだけ保つことも重要です。

 

また、視力回復のためにレーシックを検討している人は、今回紹介したメリットやデメリットを参考に、医師と相談しながら検討してみてくださいね。