右脇腹や左脇腹が痛くなる、そんな症状に悩まされていませんか?

よくある脇腹の痛みといえば、食後に走るなどして起こる痛みですよね。

 

しかし安静にしていても痛みがあり、下痢を伴うような場合は何らかの病気を疑ってみる必要があります。

原因である病気を判断する際に重要なのが、痛み方と痛む箇所です。

 

腹部には様々な臓器が集中しており、どの臓器に異常が出ているかによって痛み方や痛みの出る箇所が異なります。

右脇腹と左脇腹それぞれに起こる痛みの原因について調べました。


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脇腹付近にはどんな臓器があるの?

脇腹が痛くなった時、痛む場所にどのような臓器があるのか知っておくことは、原因を突き止める上でとても重要です。

 

出典:health.xgoo.jp/

 

上の図から分かるように、腹部には様々な臓器が集まっています。

お腹の右側にある臓器には、次のものがあります。

 

・肝臓
・十二指腸
・胆のう
・盲腸
・胃

 

また、左側には次のような臓器があります。

 

・膵臓
・脾臓
・心臓

 

両側やお腹の中央に位置する臓器には、大腸や胃、腎臓や子宮があります。

これらの内臓に異常が起きると、その部分に近い神経に痛みや違和感が発生します。

 

特に下痢症状が伴う場合は肝臓や膵臓や腎臓、大腸などに異常が起きている可能性が高くなります。

脇腹に痛みがある時には、このような臓器の位置関係をふまえてどの辺りが痛むのかチェックするようにしましょう。

 

原因となる臓器の見当をつけることで、突然痛みが出て病院に行く際に受診科を選択しやすくなります。

 


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右脇腹が痛み、下痢もある場合に考えられる病気は?

 

右脇腹が痛くなり、下痢もある場合に考えられる病気は次の通りです。

 

胆石症

肝臓で作られる胆汁が結晶化し、胆のうや胆管の中に詰まってしまうことで痛みが発生します。

痛みの他には下痢、吐き気、嘔吐、発熱などがあります。

 

<痛みの特徴>

・右側の上腹部が痛むことが多い
・右脇腹を押すと痛い
・ズキズキと激しい痛み
・発作的に痛みが出る

 

胆石症は悪化すると胆のう炎や胆管炎などの重篤な病気に発展することがあります。

できてしまった胆石を取り除くには手術等で物理的に取り除くしかありませんが、胆石症のリスク要因であるコレステロールの蓄積を予防することも重要です。

 

胆石の原因は脂肪分の多い食生活が原因と言われています。

胆石ができても症状が出ていない胆石症予備軍も多くいると言われていますので、日頃からバランスのよい食事を心がけるようにしましょう。

 

胆のう炎、胆管炎

胆のうや胆管に炎症が起こる病気です。

胆石症が進行して発生することが多い病気です。

 

症状については胆石症とほぼ同じですが、炎症によって食後に長時間痛みが出る場合が多いのが特徴です。

重篤化すると命に係わることがある危険な病気です。

 

盲腸(虫垂炎)

盲腸の先にある「虫垂」が炎症を起こし、痛みが発生します。痛みの他に下痢や発熱、吐き気なども発生することがあります。

 

<痛みの特徴>

・痛みが「みぞおち→右下腹部や右脇腹」と段階的に移動していく
・急性虫垂炎の場合はズキズキと強い痛みが出る
・慢性虫垂炎の場合は鈍痛

 

盲腸の痛みは段階的に変化することが多く、初期症状が出ている数時間の内に治療すれば回復が早くなります。

初期症状にはみぞおち痛や発熱、吐き気などがあります。

 

胆道ジスキネジー

胆汁の排出によって起こる、胆石症に良く似た症状です。

痛みや吐き気、下痢などが起こります。

原因ははっきり分かっていませんが、主に女性がかかる病気です。

 

肝炎・肝臓がん

肝臓に異常が起こることで腹部に痛みが発生します。

 

<痛みの特徴>

・右脇腹や背中側が痛む
・鈍痛が出る

 

肝臓疾患は進行しても症状が出ないことが多く、痛みが出る頃には肝機能低下によって下痢や食欲不振、黄疸、発熱などの様々な症状がでていることが多いです。

 

その中でも特に怖いのが肝臓がんです。

進行に気が付きにくく、治療が遅れてしまうケースが少なくありません。

 

肝臓疾患が疑われる場合はがんの可能性も考えてCTやMRIなどの検査を受けるようにしましょう。

 

 

左脇腹が痛み、下痢もある場合に考えられる病気は?

 

左脇腹が痛み、下痢もある場合に考えられるのは、膵臓の病気です。

 

膵炎・膵臓がん

胃の裏側にある膵臓が炎症や機能低下を起こし、痛みを感じます。

 

<痛みの特徴>

・みぞおちや左上腹部に痛みが出る
・鈍痛
・背中痛や肩こりが出ることもある

 

膵臓の病気による痛みはあまり強く出ないことが特徴です。

患者は痛みよりも膵臓の機能低下によって起こる吐き気や下痢、発熱などを苦痛に感じる場合が多いようです。

 

特に下痢は油が浮いてドロドロした脂肪便の状態になる場合が多いので、便の状態にも注意して下さい。

膵臓疾患の原因はアルコールの過剰摂取や脂肪分の多い食事が主です。

 

肝臓と同じく進行するまで症状が出ない場合が多く、ある時突然発症して命に係わる状態になることが多いです。

何か体調の変化を感じた場合には、早めに病院に行くようにしましょう。

 

 

左右関係なく出る痛みの原因にはどんなものがあるの?

 

左右どちらの脇腹にも痛みが発生し、下痢も伴う場合に考えられるものは次の通りです。

 

大腸の疾患

大腸は体の右側から円を描いて肛門へつながっており、このどこかで異常が起こると腹痛や下痢を引き起こします。

具体的な病気には様々なものがありますが、大きく分けると次のようなものがあります。

 

・食中毒による急性炎症
・便秘などによる慢性炎症
・がんやポリープなどの腫瘍

 

これらの中でも特に怖いのが大腸がんです。

がんはそれ自体痛まないので症状が分かりにくく、痛みが出る頃にはかなり増大している可能性が高いので、症状を見逃さないようにすることが重要です。

 

大腸がんの症状として手がかりになるのが便の異常です。

便が極度に細くなったり、血の混じった便が出たりするケースが多いので、このような症状がある場合はすぐに病院へ行きましょう。

 

腎臓の疾患

腎臓は体内の毒素を排出すると共に体内の水分量を調節する役割をもっています。

腎臓に異常が起こると機能低下によって水や毒素がたまり、痛みや炎症などの様々な症状が起こります。

 

痛みの出方は鈍痛から激しい痛みまで、症状の程度により様々です。

痛みの他に発生する症状として特徴的なのが、「尿の異常」です。

 

尿に血が混じる、尿が出なくなる、もしくは頻度が異常に高くなるという場合は腎臓に何らかのトラブルが起こっている可能性が高いです。

その他にも発熱や吐き気などが出ることもあります。

 

子宮の疾患

多くの女性が悩まされる生理痛や子宮の病気によって脇腹に痛みが出る場合があります。

正常な範囲での生理痛によるものであれば、下痢が発生しても異常ではありません。

 

月経開始前には女性ホルモンの働きによって下痢が起きやすくなります。

 

経血に異常が見られたり、痛みが不定期に続いたりするようであれば子宮に異常が発生している可能性がありますので、婦人科で診てもらうようにしましょう。

 

以上のような病気が疑われる場合には、病院で検査を受けるようにしましょう。

 

 

原因のはっきりしない脇腹痛もあるの?

 

病院で様々な検査を受けたけれど内臓にどこも異常が見られなかった・・そんな場合もありますよね。

「肋間神経痛」や「過敏性腸症候群」という名前で診断されるこのような脇腹痛は、ストレスから来る自律神経の乱れが原因になっている可能性が高いです。

 

このようなストレスから来る脇腹痛を抱えていると、外出や仕事時に大変な不安がつきまといます。

「出先でまた痛くなったらどうしよう・・」と思っているとストレスになり、更なる症状を引き起こす悪循環に陥ってしまうことも。

 

このような症状には、心身のストレスを自覚して取り除くことが解消の第一歩です。

過食やアルコールを控えて体をゆっくりと休めましょう。

 

腹巻きを着ける、カイロを貼るなどすると、お腹周りの血行が良くなって痛みが出にくくなります。

また、痛みや下痢が発生した時にすぐ使える特効薬として痛み止めや整腸剤を持っておくことも安心につながります。

 

出先ではトイレの場所をあらかじめ調べておくと精神的にも楽になります。

このような工夫でストレスを和らげ、痛みを解消していきましょう。

 

 

まとめ

左右の脇腹に起こる痛みや下痢の原因についてまとめましたが、いかがでしたか?

腹部には沢山の臓器が集中しているため、原因として考えられる病気には様々なものがあります。

 

痛みの原因を突き止めるには病院で検査を受けることが何よりも大事ですが、受診する科を選択する際の手がかりとなるのが痛む部分や痛み方などの特徴です。

 

今回説明した痛みの特徴を参考に、受診する専門科を検討してみて下さいね。

また、ストレスが原因で起こる脇腹痛は、心身を休めてストレスの原因を取り除くことが解消の近道です。

 

今回紹介した改善方法をぜひ試してみてくださいね。