腰が痛い!と言っても、いろいろなパターンがあると思います。
慢性的に常に重くて張ったような感じがする人もいれば、ぎっくり腰のようにいきなり激痛に襲われることもあります。
腰痛は症状で病名ではありません。
腰が痛くなる原因となる病気は、椎間板ヘルニアなどを含め、癌などの関連痛も含めて本当にたくさんあります。
女性の場合は、妊娠などがきっかけで腰痛になることもあります。
疲労などが原因の腰痛だと思い込んで我慢できる程度の痛みであれば、病院に行きそびれてしまう人も多いでしょう。
中には、気になっているけど、仕事が忙しくて病院に行く時間がないという方もいると思います。
今回はそんな腰痛について調べてみました。
腰が痛くなる主な原因は?
腰が痛いと言っても、症状も原因も本当にさまざまです。
もちろん、原因によって対処法なども違ってくるので、まずはその原因を把握することが大切になります。
腰痛を起こす主な原因となるのは、次の通りになります。
姿勢が悪い、長時間同じ姿勢、体勢でいる。
前かがみや猫背などは、腰に大きな負担をかけてしまいます。
また長時間同じ姿勢での作業も腰に負担が大きくかかります。
ですので、なるべく姿勢を良くし、長時間同じ作業で仕事をしている人は1時間に
一回程度は軽くストレッチなどをして腰への負担を減らしてあげましょう。
過度の運動や動作
いきなり激しいスポーツをしたり、重い物をたくさん運んだりすると、ぎっくり腰を起こしてしまう要因となります。
肉体労働で腰を普段から酷使している人は十分に気をつけましょう。
筋力の衰え
運動不足、加齢により筋力が衰えが腰痛の原因となります。
普段から適度な運動を心がけましょう。
妊娠、出産
妊娠、出産により急激に体型が変わるために起きてしまいます。
急激な体重増加などに気をつけましょう。
内臓に病気がある場合
癌など内臓に病巣がありその関連痛で腰痛がおきる場合はあります。
長く続く頑固な腰痛の場合、我慢せずに病院を受診しましょう。
歩くだけで腰が痛い場合は?
歩くだけで腰が痛い場合も、さまざまな原因が考えられます。
病院へ行き、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などの病名が分かることもありますが、原因が分からない場合も多くあります。
ですが、歩くだけで腰が痛い場合は、多くの場合は筋力と歩き方が大きく関係していることがあるようです。
腰が痛いと腰周辺の筋肉が関係しているような感じがしますが、大切なのは足と腰の筋肉のバランスです。
脛には太い脛骨と、細い腓骨の二つで形成されています。
足の筋肉のバランスが悪いと歩くときに、太い脛骨ではなく、細い腓骨で全体重を支えている状態となります。
細い骨で全体重を支えていると、そこを補うためにさらに筋力バランスが崩れてしまい、腰痛を引き起こしてしまいます。
O脚の人や、猫背で姿勢が悪い人、普通に歩いていても靴の外側がすり減って行く人は、足と腰の筋力バランスが崩れている場合が多いようです。
歩くだけで痛みがある場合は、まずは歩き方をチェックしてみましょう。
改善策や対処法は?
筋力バランスが崩れている場合は、まずは、細い腓骨に体重がかかってしまっている状態を脛骨で支える状態に変える必要があります。
そのためには、まずは、正しい姿勢で立つことを意識することが大切です。
まず、頭のてっぺんに糸をつけて上から引っ張られているようなイメージで立ちます。
この時に、足の内側のくるぶしの真下に体重を置くように意識します。
きちんと立てれば、これだけで身長が少し高くなったような印象を受けます。
これを毎日練習しましょう。ずっとその状態を意識することは難しいですが、毎日練習することで身体に覚えさせることが大切なのです。
普段、通勤などで歩く時に意識するだけでも違ってくると思います。
すぐに効果は出ませんが、焦らず毎日コツコツ頑張りましょう。
まとめ
腰痛は症状も、原因も本当にたくさんあります。
ですが、疲労や姿勢の悪さからくる腰痛は、筋力バランスが大きく関係しています。
普段から姿勢を良くする、適度な運動で筋力をつける、ストレッチをするなどして予防しましょう。