毎日の仕事や家事で肩が痛い、肩が張る、肩が重い、だるいなどの肩こりって辛いものですね。
年齢によっては四十肩や五十肩なども気になりますね。
ストレッチなどで対策をしていても、頑固な肩こりって本当に厄介で困りますよね。
でもその肩こりは単なる肩こりなのでしょうか?
肩こりには病気のサインが隠されていることがあります。
肩こりの症状を緩和しようと病院を受診してみたら、実は心臓病だったり「石灰性腱炎」という病気だったなんて事も。
今回は気になる肩こりと病気などについて調べてみました。
肩の痛みは心臓病の症状に当てはまる?
肩の筋肉は5~6キロほどの頭を支え、腕を動かす時などにも使うためにも使用します。
そのために、緊張が続き疲労がたまりやすく血行が悪くなり筋肉が固くなってしまい、痛い、だるい、重いといった肩こりの症状を引き起こします。
そして、病気の関連痛として肩こりと似た症状や痛みが出たります。
関連痛は病巣となっている臓器の周辺の筋や筋膜、皮膚が緊張してしまい起こるものです。
関連痛は内臓も関係すると言われ、左側の臓器が病巣の場合は左側に右側にある臓器が病巣の場合は右側に症状が出ます。
心臓が病巣の場合は首の後ろ、左胸から左肩、体幹に関連痛の症状が出ます。
左側だけ肩こりに悩んでいる場合、念のために病院の受診を考えましょう。
石灰性腱炎とは?
肩の痛みの中で眠れないほど痛く、肩が上げられないという症状が出るのが「石灰沈着性腱炎」です。
40代~50代の女性に多く、肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶により炎症が起こり、肩に激痛が起こり動かせなくなってしまいます。
痛みや動かせないなどの症状は1~4週間程度で治まると言われています。
特に最初の2~7日程度は炎症が強く症状も強く出ますが、その後は徐々に治まっていきます。
その激痛で何かの病気を疑ってしまい不安になってしまいますが、病院に行かずに放置していても自然に治ります。
ただし、SNSなどではかなりの激痛であることが報告されています。
そして四十肩や五十肩と違い、レントゲンやエコーなどに石灰部分がはっきりと映るために診断もつきやすいです。
診断が出て痛みが我慢できるようであれば、特別な治療は必要ありません。
ですが、運動制限がひどい場合はリハビリなどが必要なケースもありますので、きちんと診察を受けることをおすすめします。
石灰性腱炎は突然起こるの?
石灰性腱炎は、ある日、突然に起こります。特に夜に激痛に襲われることが多いと言われています。
じわじわ痛みが出るのではなく、最初から激痛に襲われるのも特徴の一つです。
なぜ腱内に石灰が貯まるのか、原因は分かってはいません。
貯まった石灰の最初は濃厚なミルク状です。
その後、時間が経つにつれて練り歯磨きみたいな状態になり、石膏状へと硬く変化していきます。
そしてその石灰がどんどんと貯まっていき、腱内から滑液苞内に溢れ出ます。
その時に激痛に襲われます。
また症状が出ている間は夜間になると痛みが強くなるために、その痛みで眠れなくこともあるそうです。
そして、肩を動かせなくなる重度の運動制限が起きます。
四十肩や五十肩の場合、徐々に肩の動きに制限が出来てきますが、石灰性腱炎の場合は痛みと同時に動きにも制限が出てしまいます。
家族に食事を食べさせてもらった、着衣を手伝ってもらった、歯も磨けない、など重症の運動制限が起きます。
また石灰による炎症が強い場合は、肩が赤く腫れてくるケースもあるようです。
まとめ
本来であれば、日常生活で痛みを感じることはありません。
ですが肩の場合は、普段から重だるい、はっているなどの肩こりに悩む方も多く、その痛みを我慢してしまうことも多くあると思います。
ですが、痛みの症状酷い場合や日常生活に支障が出ているような場合には、一度、整形外科の受診をしてみることおすすめします。