急に肩が痛くなったとき、痛みを和らげるためにどんなことをしますか?

マッサージに行ったり患部を温めたりする・・という人は要注意。

 

よくやりがちな行動ですが、症状を悪化させてしまうことがあるんです。

また、急激な肩の痛みには重大な病気のサインになっていることも。

 

急激な肩の痛みから連想される病名についてまとめました。


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急激な肩の痛みには注意が必要?NG行動まとめ!

 

肩の痛みを和らげるために多くの人がとるNGパターンとして、次のようなものがあります。

 

・熱い風呂に入るなどして肩を温める
・マッサージや整体院へ行く

 

実はこのような方法は症状を悪化させることがあります。

単純な肩こりの場合は筋肉をほぐし痛みを和らげることができますが、肩周辺に炎症が起きている場合はかえって痛みが増してしまいます。

 

また、マッサージ師や整体師だけでは適切な検査や診断をすることができないので、間違った施術をしてしまうおそれもあります。

 

特に今回のテーマである「急激な肩の痛み」の場合、炎症が起きている可能性が高いので、

・痛む部分を冷やす
・肩と腕を安静に保つ

という方法が第一です。

 

病院に行くとステロイド注射などで痛みを取り除いてもらえますが、この2点に気をつけるとより早く炎症が治まる可能性があります。

冷やす方法としては、湿布や氷枕を使う方法がおすすめです。

 

また、炎症が起きている時は辛いものやアルコールの摂取は控えるようにしましょう。

 

肩と腕を安静に保つ方法としては次のようなものがあります。

・肩を固定するサポーターを着ける
・三角巾で腕を吊る
・寝る時は枕を寝返りがしやすい高さに調整する

このような方法で炎症を早く治める様に努力し、必要であれば病院での受診を行いましょう。

 


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連想される病名はどんな種類があるの?

 

肩周辺の異常で考えられる病名や症状を説明します。炎症によっておこる痛みの特徴はどれも似ています。

それぞれ異なる部分が原因となるので対処方法やリハビリで使う筋肉に違いが出てきます。

 

四十肩、五十肩(凍結肩)

肩の関節を包む関節包に炎症が起きて痛み、肩や腕の動かせる範囲が狭くなる症状をこのように言います。

ある時突然肩が激しく痛み出し、じっとしていても痛みが持続します。

 

徐々に炎症が治まってくると痛みも無くなりますが、炎症によって肩や腕の可動域が狭くなってしまいます。

炎症が起こった時は上で説明したように「冷やす、安静にする」という対処を行います。

 

激しい痛みが治まってきたら肩や腕の全体的なストレッチ体操で可動域を取り戻していきましょう。

 

上腕二頭筋長頭筋腱炎

腕の骨と上腕の長頭筋という筋肉がぶつかることによって腱鞘炎が起きる疾患です。

主に繰り返しのトレーニングや作業で腕を使いすぎることが原因で発生し、「野球肩」とも呼ばれます。

 

炎症によって腕が動かしにくくなる現象や痛みへの対処法は四十肩、五十肩と似ていますが、

・肩を動かす時に痛みが出る
・肩や腕の前側が痛む

ということが特徴です。

 

肩峰下滑液包炎

肩の「肩峰下滑液包」が炎症を起こす、野球肩の症状のひとつです。

 

出典:mentena.com/

 

肩の先の「肩峰」と呼ばれる部分の下側には、肩の動きをスムーズにするための液体の入った袋(滑液包)があります。

これが腕を動かしたときに骨と筋肉との間で挟まれることによって炎症を起こし、痛みが発生します。

 

腕の使い過ぎによる筋肉の硬化や、猫背などの悪い姿勢などが原因となって起こります。

リハビリによって筋肉のこわばりを改善しつつ、骨格のゆがみを直していく必要があります。

 

石灰化沈着性腱板炎

肩と腕の骨をつなぐ腱板に石灰化が生じ、激しい痛みが起こります。40~50歳代の女性に多くみられる症状です。

レントゲンで石灰化が確認されるとこの診断がつきます。

 

痛みをとるためには、やはり安静にしておくことが第一です。

10日前後で石灰が体内に吸収され痛みが消失しますが、痛みがひどい場合には痛み止めや患部に針を刺して直接石灰沈着を取り除く処置などを試してみるといいかもしれません。

 

腱板損傷、腱板断裂

肩関節をつなぐ複数の筋肉が痛んだり切れたりすることで痛みが発生します。

加齢やスポーツなどが原因で起こります。

 

筋肉や滑液胞の炎症と同じく腕が動かせなくなりますが、切れてしまった腱をつなぐ処置(固定や手術)をしなければ、腕の機能は回復しません。

 

頸椎椎間板ヘルニア

首の神経が圧迫されることで起こる病気です。

 

出典:asahi.co.jp/

 

首の骨の間にある椎間板というクッション材が後方へ飛び出し、首の神経を圧迫すると様々な感覚異常が起こります。

仕事で長時間前かがみになる人や、スポーツで首を酷使する人に多く発生します。

 

症状の特徴としては、次のようなものがあります。

 

・首の動き(特に首を後ろに反らす動き)によって痛みが走る
・肩や腕や手、指にしびれが出る
・朝起きた時に痛みが強く出る

 

特に肩の痛みは背中の肩甲骨までの広い範囲に出ることが多いです。

 

この部分が痛む場合や少し前から手や指先がしびれていたという場合は頸椎ヘルニアを疑ってみる必要があります。

痛みの対処法は、安静や痛み止めなどを試してみるといいかもしれません。

 

ただ、原因となる骨格のゆがみや運動習慣を無くさなければ何度も再発することになるので生活面でも注意が必要です。

以上のように、突然発生する肩の痛みには様々な原因があります。

 

原因をつきとめた上で適切な治療や生活改善を行わなければ治癒が遅れ、症状が悪化することになってしまいます。

自己判断に頼らず、整形外科で検査を受けるようにしましょう。

 

 

もしかしたらこんな病気が!?

 

突然発生する肩こりで注意すべきもう一つのポイントは、内臓疾患が原因で起きている肩こりです。

心臓病や肝臓病、肺疾患などがこれに該当しますが、多くの場合は片側の肩に痛みが発生します。

 

痛みに伴って咳や倦怠感などの色々な症状が出ることが多いので参考にして下さい。

もし経過観察をしても肩の痛みが引かない場合はこれら内臓疾患の可能性もありますので、専門医を受診するようにしましょう。

 

 

まとめ

急激な肩の痛みについて調べましたが、いかがだったでしょうか?

肩の痛む原因には様々なものがあり、肩こりの時の対処法が逆効果になってしまうこともあります。

 

激しい痛みが起きたら、「冷やす」「安静にする」ことを念頭に置いて痛みが落ち着くのを待ちましょう。

また、肩こりが内臓疾患の原因になっていることもありますので、症状が改善しない場合は専門医を受診して下さいね。