右肩から右腕の痛みがあるとき、疑われる原因は何でしょう?

 

テレビなどで「肩こりが心臓病のサインだった!」というような情報が出ることがあります。

実際に痛みが発生した時、真っ先に心臓病を疑って病院へ行くのはなかなか難しいものです。

 

肩から腕の痛みがある時に考えられる病気と、それぞれの病気で同時に発生しやすい症状を調べたので参考にしてみて下さい。

また、肩・腕の痛みの原因となる「肩こり」に効くストレッチも紹介します。


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片方の肩だけが痛むのは、内臓疾患のサイン!?

 

テレビや雑誌などで「肩こりが心不全の前兆として起きる」というような情報を見たことはありませんか?

肩こりが心臓病などの内臓疾患に伴って起こる理由は次の通りです。

 

内臓には痛覚がないため、異常が起きた時は脳が内蔵の周辺組織に向けて「痛くなれ!」という命令を出すようになっています。

そのため痛みが問題の箇所より離れた場所で起こることがあり、それが時として肩や腕の痛みとなって現れるのです。

 

このような理由で肩や腕の痛みが起こる時は、左右どちらかの側に集中して発生することがほとんどです。

 

考えられる主な疾患としては、

 

・心筋梗塞(左側)
・肺がんや肺炎
・肝炎や肝臓がん
・胆のう炎や胆石、胆のうがん

 

などがあります。

 

特に肝臓と胆のうの疾患は、右肩から右腕の痛みが出ることが多いので注意が必要です。

また、内臓疾患が原因で肩や腕の痛みが発生する場合、次のような特徴が見られます。

 

・痛みと共に倦怠感や咳、食欲不振などの全身症状が出ていることが多い

・痛みのある側の肩・腕は自由に動かせる(可動域に異常が出ない)

 

これらのポイントをチェックし、病気が疑われる時は早急に専門医を受診しましょう。

 


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その他、肩関節や周辺組織の症状はどんなものがある?

肩関節やその周辺に直接異常が起きている場合に考えられる症状は次の通りです。

 

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

肩関節に炎症が起きて激しい痛みが発生します。

原因ははっきり分かっていませんが、慢性的な肩こりが原因の一端ではないかと言われています。

 

<特徴的な症状>

・炎症の起きた肩関節は安静時も激しく痛む
・次第に腕が上がりにくくなり、肩や腕の可動域が狭くなる

 

<対処法>

・炎症が起きている時は揉んだり温めたりせず、安静にする
・炎症が治まってきたら徐々にストレッチなどのリハビリを行い、固まった関節の可動域を広げていく

 

頸椎ヘルニア

首の頸椎が変形し、神経が圧迫されることで発生します。

肩関節自体に問題はないのですが、肩を動かした時に首の神経に触ってしまうので動かしにくくなります。

 

<特徴的な症状>

・首を動かしたときに肩関節に痛みが走る
・腕や手の指にしびれが出る
・腕をおろしているのがつらくなる

 

<対処法>

専門医を受診し、適切な治療が必要です。

症状が重度であれば手術が必要となりますが、専門医による生活指導などで症状がなくなる場合もあります。

 

腱板損傷

肩関節をとりまく筋肉(=腱)は複数ありますが、この筋肉が加齢や激しい運動などによって損傷する症状を「腱板損傷」といいます。

 

<症状の特徴>

・腕を下ろした状態から上に上げたときにある高さで急に痛みが出て、上に上がらなくなる
・腕を回すと肩で異音がする

 

<対処法>

腕を無理に上げようとせず、専門医で治療を受けましょう。
腱がつながっている状態であれば、一定期間腕を吊った状態で固定することで回復が期待できます。

完全に断裂してしまっている場合は手術治療となります。

 

胸部出口症候群

猫背などの不良姿勢によって鎖骨が下に押し下げられ、その下の血管や神経を圧迫することにより肩周辺に様々なトラブルが起こることを「胸郭出口症候群」と言います。

 

なで肩の人や鎖骨下の筋肉が発達している人に多いと言われています。

 

<症状の特徴>

・慢性的な肩こりがある
・腕を上げた時に腕や手がピリピリとしびれる
・手がだるくなる(血行不良)

 

<対処法>

症状が軽度であれば、肩をすくめることで一時的に症状を緩和することが期待できます。
何より、日常的に正しい姿勢を心がけることが大切です。

 

 

ストレッチで肩関節のトラブルを防ごう!

肩こりは様々なトラブルのもと。放っておくと筋肉が硬くなり、四十肩・五十肩をはじめ様々な肩関節の症状の原因になってしまいます。

日常的に肩こりに効くストレッチをして肩の筋肉をほぐしましょう。

 

肩こり解消のストレッチ

(1)両腕を肩の高さに上げ、肘を伸ばしたまま、両腕をさらに10cmほど前へ。そのまま両腕を後ろに引き、肩甲骨を寄せる。

(2)両手を腰に置き両肘を後ろへ引っ張り胸を張る。そのまま両肘を前へ持って行き、肩甲骨を開く。

(3)両手を後頭部に当てて、両肘を後ろへ引き胸を張る。そのまま両肘を前へ動かし肩甲骨を開く。

(4)両手を後ろで組み、胸を張る。

(5)頭の上で両手を組み、左右に伸ばす。

(6)両肩関節、肘関節を90度に開き、壁に手のひらと肘をつける。そのまま腕全体で壁に大きな円を描く。左右両方に回す。

図・文 出典:nov-cure.com/

 

 

まとめ

肩から腕にかけての痛みに関して調べましたが、いかがでしたか?

内臓疾患のサインである場合は、病気によって痛みの出やすい側があるといった特徴があります。

 

四十肩・五十肩など肩周辺のトラブルにもそれぞれ特徴的な症状がありますので参考にして下さい。

また、肩や腕のトラブルのもととなる肩こりは日頃のストレッチで予防できますので、今回紹介したストレッチをぜひ試してみて下さいね。