時々急に胸が苦しくなる・・そんな症状に悩んでいませんか?

原因がどこにあるのかが分からないと、対処方法に困ってしまいますよね。

 

このような症状の原因として考えられるものは色々ありますが、特に胸苦しさに伴って背中が痛いと感じる場合は、いくつかの可能性に絞ることができます。

 

急に胸が苦しいと感じ、背中に痛みもある時に考えられる原因と対処法を調べました。

また、原因がはっきりしない肋間神経痛に効果的なストレッチ方法も紹介します。


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発作的に胸が苦しくなる・・それって狭心症かも?

急に胸が苦しくなり、肺の痛みもある時にまず心配なのは心臓病や肺の疾患です。

特に、発作的に症状が出てしばらくすると症状が緩和した・・という場合には、「狭心症」の疑いがあります。

 

狭心症とはどんな病気?

出典:city.fujisawa.kanagawa.jp/

 

心臓は「冠動脈」という太い血管に覆われています。

心臓は、冠動脈からたえず新鮮な血液が送り込まれることで正常なポンプ機能を果たすことができます。

 

しかし、この冠動脈の管がなんらかの原因によって狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液が送れなくなると狭心症の発作が起こります。

 

症状として主なものは、「胸のしめつけられるような痛み」「胸やけ」などの違和感ですが、「背中や喉の痛み」

「歯が浮くような感じ」「左肩や腕のしびれ」などの症状が出ることもあります。これらの症状は突然起こりますが、十数分以内で治まります。

 

狭心症の発作のタイプは大きく分けて2つ。

運動時に起こる「労作性狭心症」と寝ている時などの安静時に起こる「安静時狭心症」です。

 

労作性狭心症は発作が起きるタイミングが分かりやすいのに対し、安静時狭心症の場合は不規則に発作が起きることが多いと言われています。

もし胸の違和感が複数回起きている場合、このようなタイプ別の特徴も参考にしてみて下さい。

 

狭心症自体は命にかかわることはありませんが、発作を繰り返すうちに心筋梗塞を引き起こすことがあるので、症状を見過ごさずに治さなければなりません。

特に1日何回も不規則に発作が起きる場合はかなり危険な状態なので、至急病院に行ってください。

 

狭心症の原因

出典:kenkou-seikyou.com/

 

狭心症の原因は「動脈硬化」。

加齢によって動脈が硬くなったり血管内壁にコレステロールが詰まったりすることで、血流が滞ってしまいます。

 

狭心症の予防策として、次のようなものがあります。

 

・禁煙する
・中性脂肪やコレステロールの多い食事を避ける
・食物繊維を多く摂る
・日常的に運動を心がける
・ストレスを溜めすぎない

 

また、糖尿病や高血圧、高脂血症などの病気が引き金となって動脈硬化が起こることがあるので、このような持病がある方は特に注意して下さい。

 

発作が起きた時の対処法とNG行動

狭心症の発作が起きた時は安静にして下さい。

外を歩いている場合はしゃがむ、車を運転している場合は路肩に停車する、という風にとにかく動かないようにして、楽な姿勢をとって下さい。

 

十数分以内に症状はなくなりますが、落ち着いたからといって以下のような行動はNGです。

 

・喫煙する
・熱い風呂に入る、サウナに入る
・飲酒する

 

このような行動は発作を誘発し、症状を悪化させてしまうおそれがあるので避けましょう。

 


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その他に考えられる病気は?

 

その他に考えられる病気は次の通りです。

 

肺気胸(自然気胸)

突然肺に穴が開いて空気が漏れ、肺がしぼんでしまうことによって息苦しい感じや胸の痛みなどが起こります。

背中が痛くなることもあります。

 

肺から漏れた空気が肺を圧迫し続けるため、一度起きた痛みや呼吸困難は継続します。

気胸の発作が起きたら、安静にして早めに病院を受診する必要があります。

 

自然気胸の要因には体質的なものがあり、気胸になりやすい人が大きく息を吸う行動をすると、これが引き金となって発症することがあります。

もし胸が苦しくなった時に金管楽器を演奏していた、風邪で咳を繰り返していた、というような心当たりがあれば自然気胸かもしれません。

 

レントゲン検査などによって診断がつくので、症状が軽度であっても気胸が疑われる場合は病院に行きましょう。

 

胸膜炎

主に肺炎などの肺疾患をきっかけに起こる病気です。

肺を包む「胸膜」という膜が炎症を起こし、胸に水がたまることによって症状が出ます。

 

主な症状は胸の痛みです。背中の痛みなども出ることがありますが、呼吸や咳をすると痛みが出ることが特徴です。

また、炎症の原因となる感染症などが先に分かっている場合が多いため、発熱や全身のだるさなどの症状が伴うことが多いです。

 

大動脈瘤

胸や背中に痛みがある場合に怖い病気が「大動脈瘤」です。

咳や息切れなどを伴うこともあります。

 

心臓の大動脈が動脈硬化などによってこぶができたように太くなっている状態をいいます。

こぶが破裂してしまうと大出血を伴い、死亡率が高くなります。

 

大動脈瘤は数年かけて形成されるため、胸の痛みなどの症状が出る時には危険な状態になっていることが少なくありません。

症状が疑われる場合はすぐに病院に行ってください。

 

 

病院に行っても原因が分からない場合は?

 

上にあげたような病気を心配して病院に行っても、レントゲンや心電図などの検査で異常が見られず原因がはっきりしないことがあります。

そんな時、みなさんはどう対処しますか?

 

狭心症の場合、検査をした時には全く異常が出ないこともあるので、長期的な経過観察が必要となることもあります。

また、ストレスや骨格が原因で胸の違和感が出ている可能性もあります。

 

いわゆる「肋間神経痛」と呼ばれる症状です。

原因がはっきりしない場合、このような肋間神経痛に効くストレッチを試してみるのも一つの手です。

 

背中のストレッチ(姿勢:座っても立っても良いです)

①両手を胸の前で組みます。
②背中をまるめながら両手を前に突き出し、背中を伸ばします。
③肩甲骨を広げるようにします。
あごがあがらないように注意しましょう。

写真・文章 出典:kenkoudou-kasukabe.seesaa.net/

 

また、このように腕を組んだ状態で体を左右にゆっくりひねることで、胸や脇腹の筋肉をほぐす効果もありますので試してみて下さい。

 

 

まとめ

急に胸が苦しくなる症状についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

 

胸の違和感に伴って背中が痛くなる場合に考えられる病気はいくつかありますが、いずれも見過ごしていると重篤化するおそれがありますので注意してください。

 

また、病院に行っても臓器に異常が見られなかった場合は肋間神経痛の疑いがあります。

身体をほぐすことで症状の改善が期待できますので、今回紹介したストレッチを試してみて下さいね。