横になると胸が苦しい・・そんな症状にお悩みではありませんか?

運動しているわけでもないのに苦しくなると、心臓や肺の病気ではないかと不安になってしまいますね。

 

このような異常が起きる原因には様々なものがあります。中には命にかかわる病気が隠れていることも。

胸の苦しさに吐き気や咳なども伴うことがあり、これらを手掛かりに原因を探ることができます。

 

横になった時の症状から考えられる病気と改善策を調べました。


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横になると胸が苦しいのはなぜ?

 

横になった姿勢、特に仰向けの姿勢は、体にとって一番楽な姿勢であると思われがちですが、

実は重力の向きが変わることで、体内では次のような変化が起きています。

 

・舌の根もとが喉の方へ下がる
・心臓と肺が内蔵の重みで背中側へ圧迫される
・全身に血液が送りやすくなることによって心臓に過剰に血液が送り込まれる

 

健康であればこのような変化に対して各器官がしっかり調節できるのですが、元々心臓や呼吸器などが

何かの異常を抱えていると変化に対応しきれず、身体に異変を感じることになるのです。

 

それでは、次の章でどのような異常が考えられるかを見ていきましょう。

 


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横になると胸が苦しくなる病気にはどんなものがあるの?対処法は?

心疾患

心臓の機能異常として考えられるものは次の通りです。

これらの疾患にかかっていた場合は、早期に病院に行き治療を受けましょう。

 

心不全

横になると胸が苦しくなる時にまず心配すべきなのは、心不全です。

心不全とは、心臓のポンプ機能が落ちて体に十分な量の血液を送ることができなくなっている状態を言います。

 

血流が悪くなることによって息苦しい感じや疲れ、手足のむくみなどが出て、重症化すると呼吸困難になり、命に係わります。

心臓はその機能が落ちると予備電源のようにサポート機能が働くため病気に気づきにくく、自覚症状が出た頃には病状が進行していることが少なくありません。

 

「そういえば日中も疲れやすくて息切れが出るな・・」というような場合は至急病院を受診して下さい。

 

不整脈

本来規則的な脈拍の回数に異常がある、もしくはリズムが崩れてしまう病気を不整脈と言います。

 

軽度の不整脈はそれ程怖いものではありませんが、重症化して血流に影響が出るようになると吐き気や息切れなどが表れはじめ、心不全などの怖い病気につながるおそれがあります。

 

特に横になると現れる不整脈の症状として、「胸が苦しい・むせるように咳が出る」といったものがあります。

このような症状が見られた場合は病院を受診しましょう。

 

狭心症

心臓の冠動脈が狭くなり、心筋に送られる血液が不足することによって胸の圧迫感や痛みの発作が起こります。

胸の痛みに伴い、歯の痛み、左肩や腕のしびれが起きることもあります。

 

発作は一時的なもので、しばらくすると症状が完全に消えます。

狭心症の段階では命に係わることはありませんが、発作を繰り返していく内に心臓に致命的なダメージをおよぼすことがあるので、見過ごしてはならない病気です。

 

呼吸器の疾患

風邪からくる気管支炎や肺炎

仰向けになった状態で肺や気管が圧迫される為、気管支や肺に炎症が起きている場合に呼吸がしづらくなります。

この場合は気管の炎症によって喉の痛みがあったり痰を伴う咳が出たりすることが多いです。

 

症状への対処法

気管の通りを良くすることである程度症状が緩和できます。

仰向けで寝ている場合は横向きになるか、タオルなどで胸を高くして寝るようにします。

 

水分をとって喉を潤すのも効果的です。

 

気管支喘息

空気中のアレルギー物質や気温差などによって気管が炎症を起こし狭くなると、仰向けの姿勢で寝るのが苦しくなります。

咳が出て、息を吐く時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音がするのが特徴です。

 

症状への対処法

まずは先ほどと同じく気管の通りを良くすることです。

それから水分を摂取し、気管の乾燥を防ぎます。

 

病院では気管支を拡張する薬が処方されるので常備しておくと安心ですが、無い場合はカフェインを含む飲み物(お茶など)を飲んで下さい。

カフェインにも気管を広げる作用があります。

 

消化器の疾患

逆流性食道炎

出典:qlife.jp/

 

胃酸が食道の粘膜を傷つけることによって発生する病気です。

胃酸が過剰に分泌されることによって食道の方に上がってきてしまい、食道が炎症を起こして胸やけや吐き気、咳などが起こります。

 

特に横になると胃酸が食道へ流れやすくなるため、このような症状が出やすくなります。

日頃から口の中が酸っぱく感じる、もしくは食後に胸やけが起こりやすい人は逆流性食道炎を疑ってみる必要があります。

 

症状への対処法

胃酸が分泌される食後の1~2時間は横にならないようにしましょう。

できれば座っているより立っている姿勢がおすすめです。これだけで症状が治まる場合もあります。

 

また、白湯を飲むと胃酸が中和でき、炎症による痛みが緩和できる可能性があります。

 

出典:health-to-you.jp/

 

寝る時の体の向きも重要です。

身体の左側を下にして寝ると胃酸が胃の膨らみに溜まるので食道に流れにくくなるので試してみて下さい。

 

心因性の疾患

ストレスによる自律神経失調症

ストレスによって呼吸器に違和感が生じることがあります。特に喉の部分はストレスに非常にデリケート。

何か心配事を抱えているとそれだけで喉が詰まったように感じることがあります。

 

何かの病気ではないかと不安になると、さらに症状がひどくなるという悪循環に陥ることも。

 

症状への対処法

この場合は心療内科等でストレスを取り除くことが一番の解決策ですが、一度呼吸器内科で喉の状態を診てもらうのも一つの手です。

身体に異常がないことが分かるだけで、その日からすっかり症状が消えてしまうこともあります。

 

以上のような病気が疑われる場合はそれぞれの対処法を試した上で病院を受診しましょう。

ただし、横になっていられないような苦しい感じがする場合は心臓病の重い症状が出ている可能性がありますので、大至急病院へ行ってください。

 

 

まとめ

横になった時に胸が苦しくなる現象について調べましたが、いかがでしたか?

このような現象は命にかかわる病気のサインになっていることがありますので、症状が続く場合は決して見過ごさずに病院に行ってください。

 

また、その場でできる簡単な対処法で症状を緩和できることがありますので、上に紹介した方法を試してみて下さいね。