結婚式ではゲストを呼ぶ以外にも受付係や写真係と、友人にさまざまな役をお願いしなければなりません。
一生に一度の結婚式、どの役も大切ではありますが、受付は最初にゲストをお迎えする大切なポイントの一つだけあって、誰に頼むのがいいのか悩むところですね。
新郎新婦のどちらかの友人に偏るのもよくないし、現金であるご祝儀の扱いもあるので頼む人選びは案外大変です。
意外と悩みがちな、受付を頼む人の選びかたをまとめてみました。
結婚式の受付は誰に頼むのがいいの?
結婚式の受付係は、まずゲストを出迎えるイベントの顔でもあるので、誰に頼めばいいか悩む新郎新婦も多いでしょう。
スピーチや乾杯の挨拶を頼む人とは兼任できませんし、ご祝儀の管理も一緒にお願いするだけあって適当には決められません。
一般的に受付係をお願いした人は、「学生時代の友人」か「職場の同僚」であることが80%以上のようです。
新郎新婦と親しいことや性格を知っている点からも、納得の人選ですね。
友人や同僚の中でも、多くのゲストとかかわる受付係もこなせるタイプの人と不得意なタイプの人がいますので、ご紹介するタイプに当てはまる人を選ぶといいでしょう。
まずはなんといっても「信頼の置ける人」であることです。
結婚式の受付はゲストの相手をすることも大切ですが、たくさんのご祝儀を受付係の数人で管理しなくてはいけません。
たくさんの現金を預けてもいいと思えるような人、いざというときに頼れるような人を第一に選びましょう。
次に、「人見知りをせず、一つ一つの仕事を丁寧にできる人」がいいでしょう。
結婚式のゲストは新郎新婦の身近にいる同年代の人だけでなく、遠方から来られる年齢も性別もばらばらの親類もいますので、どんなタイプな人でも対応できる人見知りがない人がいいですね。
最後に「ほかの役を頼んでいない、身軽な人」がいいですね。
受付係の人には早い時間から会場に来てもらい、受付に入ればご祝儀の管理に会場内の案内、ゲストの当日窓口にと大変に負担のかかるものです。
受付は結婚式が始まるまでと思って余興もと頼んでは、とてもじゃないですがお料理もゆっくり食べられませんし一日中ばたばたさせてしまいます。
同じ理由から、ゆっくり会場に来られない遠方の人も時間的に負担がかかりますので、避けた方がいいでしょう。
また、小さなお子さんがいるような人は結婚式に連れて来ていなくても、突然熱を出したり怪我をしたりで途中で会場を抜けるようになることもあるために、そのような心配のない人のほうが安心して任せられますね。
頼む人は何人必要なの?
結婚式の受付を頼む人数は、ゲストが100人以下であれば4人前後が平均のようです。
ご祝儀の管理もありますし、結婚式が始まる20分ほど前にはゲストが一気に来られますので、1人に任すことはおすすめできません。
インターネットやウェディング誌上で受付係の経験者の人の意見をまとめても、おおよそ4人で行っていることがほとんどのようですし、ウェディングプランナーからも受付係は3~4人と案内されるようです。
今回は受付係が4人の場合の配置を簡単にまとめましたので、参考にしてください。
まずは結婚式の芳名帳は新郎と新婦で分けられることが多いので、芳名帳の管理やご祝儀を受け取る窓口役を新郎側と新婦側で1人づつ、計2人おきます。
さらに受付の後ろでご祝儀の確認や仕分け、ゲストに渡す席次表の用意などの裏方役を1人、最後の1人は3人のうちの誰かがトイレに立ったり新郎新婦やゲストに呼ばれたときの交代・フォロー役とすると突然のイレギュラーにも十分対応できるでしょう。
ゲストが多い場合は交代・フォロー役がもう1人増やして、ご祝儀の管理が絡まない案内役にすると受付前が混雑しないでスムーズに受付ができます。
反対にゲストが少ない場合は、窓口役・裏方役・フォロー(案内)役を1人づつ3人で配置するとバランスがいいでしょう。
また、地域やお家のしきたりによっては受付係の人数が配置が決まっている場合もありますので、何かしらの疑問があった場合は既婚の親族やウェディングプランナーに相談しておいたほうが安心です。
何か事前に準備する物はる?
結婚式の受付に使うものは結婚式場が貸し出してくれることが多いので、アイテムとして準備するものはそんなに多くありません。
新郎新婦が必ず準備しなければいけないものとしては、ゲスト名簿や受付リスト、受付係を頼んだ人への御礼くらいでしょうか。
ゲスト名簿はそのまま呼んだゲストの一覧、受付リストはお車代などを渡したり新郎新婦が挨拶に向かう必要があるような、イレギュラーな対応が必要なゲストなど別にまとめた注意リストです。
ゲスト名簿と受付リストが揃っていないと、受付がスムーズにできなくなってしまうので、受付係の人がわかりやすいようにまとめておきましょう。
受付係を頼んだ人への御礼は、当日に3000~5000円程度の商品券や商品カードを「寿」や「御礼」と書いたポチ袋に入れて渡すのが一般的なマナーとして認識されています。
また、最近は受付にウェルカムドールやウェルカムボード、ウェディングツリーを準備人も多いですね。
殺風景になりがちな受付が華やかになるために人気がありますが、デコレーションしすぎると受付係の人の邪魔になったり、大切な芳名帳やご祝儀袋を汚してしまう可能性があります。
そのために事前に受付に使えるスペースの大きさや、受付係の人の服装などを確認しておくといいでしょう。
特にウェディングツリーはスタンプやサインをしてもらうために、スタンプパッドやペンをむき出しで置きがちです。
せっかくの晴れの日ですから、受付係の人やゲストのお洋服を汚したりしないように事前に対策しておきましょう。
まとめ
結婚式の受付係を頼む人は、信頼がおけて人見知りをしない人で受付の仕事に集中できるようにセッティングしましょう。
受付係を頼む人数はおおよそ4人ほどで、新郎新婦の学生時代の友人や職場の同僚が多いようです。
ゲスト名簿や受付リスト、受付係への御礼は事前に準備し、受付の飾り付けは受付の邪魔にならないように確認しておきましょう。