法事と言えば参列者の方々から香典をいただき、対応に追われるのではないでしょうか。
今回は香典のお礼は電話で対応しても良いのか、手紙やメールでも良いのか、またどのような内容で参列者の方々に感謝の気持ちを伝えれば良いのかについてご紹介いたします。
香典のお礼は電話で済ませてもいいの?
香典のお礼に関しては、最も良いのはお礼の気持ちを直接伝えに出向き、本人にお礼を言う事です。
しかし、参列者の方になかなか会う時間が取れなかったり、遠方の方である場合はなかなか会いに行けません。
そこで、電話は直接肉声を通して感謝の気持ちを伝えることができるのでおすすめです。
電話であればなかなか相手の方がご在宅の時に電話をかけることが難しかったり、タイミングが悪い場合もあります。
そのような場合は他の方法を考えましょう。
手紙やメールを送る場合もある?
電話で感謝の気持ちを伝えることができなかった場合におすすめなのが、ハガキで感謝の気持ちを伝える事です。
ハガキであれば電話と異なりタイミングを考える必要もありません。
そして、手書きで書くので相手に丁寧な印象を与え感謝の気持ちを伝えやすいです。
ただ気を付けなければいけないのは、感謝の気持ちを伝えるときに文字が小さくなってしまい読みにくくなってしまうことがあります。
特に老眼鏡を使っておられる方からすれば読みにくいです。
少し大きめの文字で読みやすく短い言葉を使うようにしましょう。
メールに関してですが、メールは香典のお礼には相応しくないと言われています。
メールは直接声や自筆を届けることができないものです。
現代は発展しており便利であり手間がかかりませんが、メールではなかなか感謝の気持ちを伝えづらいで避けるようにしましょう。
どんな内容で感謝を伝えればいいの?
お礼状は故人に代わって挨拶をするものです。
お礼状の構成としては、5つの事を伝えるようにします。
まず御香典へのお礼です。
基本的な言葉としては、「この度はお心遣いをいただきまして、ありがとうございました。」や「お忙しい中でのご参列、誠に恐れ入ります。」という基本的な文章が一般的です。
このような基本的な文章でお礼を始めることがマナーです。
さらに、戒名や四十九日法要が済んだ事を伝えるようにします。
故人と生前付き合っていただいていたことへの感謝の気持ちを故人に代わり伝えるようにします。
香典返しの品を贈る事を事前に伝えるようにします。
最後に香典のお礼を伝える際には、法事当日にきちんとお礼をする事ができなかった事を一言謝り、親族皆から感謝の気持ちを伝えることが大切です。
以上の5点に付け加えて、お礼状には気を付けて書くポイントがあります。
一般的な手紙と異なり句読点や繰り返しの言葉は使わないようにします。
一般的なお礼状と異なり季節の挨拶は入れないようにします。
「逝去」という言葉は故人に対して敬語となってしまうので親族は使わないようにします。
基本的にお礼はどの方にも共通しているのでハガキなどを作成する場合は一般的な内容にすることが無難です。
特に親しい人の場合は別のお礼状を用意することが良いでしょう。
まとめ
ここまで御覧になりいかがでしたでしょうか。
香典のお礼は一番良いのは直接会いに行きお礼を言うことですが、叶わない場合はハガキや電話を用いてお礼を伝えます。
お礼の伝え方についてのポイントや例文も載せているので是非ご参考になさってください。