弔電、という言葉をまれに新聞や雑誌で目にすることがありますが、

普段の生活では縁薄いものなのですぐにどんなものか思い浮かばないときもあります。

 

文字からしてお葬式に使うものとは予想されますが、弔電とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

 

社会に出てから簡単に聞けない弔電の読み方から、頼むときに必要になる金額と

弔意のバランスなど、弔電の基本的な知識をまとめてみました。


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弔電の読み方は?

 

見慣れない「弔電」という言葉は、日常生活ではめったに使われないもののために、

社会に出ても縁遠い人も少なくないと思われます。

 

弔電とは、お通夜や告別式を含めた葬儀のときにお悔やみを伝えるために送られる

電報のことを指し、「弔電」と書いて「ちょうでん」と読みます。

 

葬儀に参列したいもののさまざまな理由により参列できないため、メッセージで故人を

見送れるようにと送られたり、ご遺族を慰めたり励ましたりという意味で送られます。

 

あくまで「参列が出来ないから文章で変わりに挨拶する」ために送るものですので、

お通夜なり告別式なり参列するときには送らないようにしましょう。

 

電報というと昔はNTTに頼むものというイメージが強かったのですが、現在では大手携帯電話会社など多くの企業が

電報サービスを行っており、定番の台紙やプレゼントが付いたものから個性的な台紙まで、多岐にわたっています。

 

また、時間指定のある電話や窓口に行かなくても、インターネット上で24時間申し込みを受け付けて料金はクレジットカードで

引き落としするので、忙しくて葬儀に参列できない人でも手軽に送れるように進化しているのです。

 

ぐっと手軽になった弔電ですが、申し込むときにいくつかの確認が必要になります。

ひとつは、葬儀を行う場所に直接送りますので、葬儀場の名前を住所の確認です。

 

葬儀場などに送らずにご遺族の自宅に届ける場合もありますが、

故人を見送る意味で送るときは参列する代わりの意味でも葬儀場に送ります。

 

次に、故人と喪主のフルネームを確認して、漢字の間違いがないようにします。

故人の名前を間違えるのはもちろんのこと、葬儀を取り仕切る喪主の名前を間違えては失礼になります。

最後に、故人やご遺族が行う葬儀の宗教が何であるかを確認します。

 

宗教は人によってはとてもデリケートな話になるため、電報の台紙の柄や文章、言葉から

一緒に送るお花のチョイスによってはふさわしくないものになるからです。

 


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金額はいくら必要なの?

弔電がどんなものか判ったところで、実際に弔電を送るにはどのくらいの金額がかかるのでしょうか。

 

さまざまな企業が電報サービスを行う中、金額もサービスによって大きく変わってきますので、

ここでは多くの人が使うことの多いNTTの電報を元にご紹介します。

 

NTTの電報の金額は、「メッセージ料金+台紙料金+オプションサービス料金+消費税」で決まります。

 

メッセージ料金はメッセージの文字数によって金額が変わり、最低数の25文字までは700円で、それ以降は文字数が増えるたびに金額も上がります。

 

弔事用の台紙はもっとも安いもので印刷のみの0円のものから、プリザードフラワーと線香が付いたもので1万2500円のものまで用意されています。

 

出典:dmail.ntt-east.net/

 

高額な台紙の多くは線香が付いているものですが、神道やキリスト教にも対応できる柄やかざりの

付いたものもありますので、故人の宗教によって弔電を送るのをためらうことはないですね。

 

出典:dmail.ntt-east.net/

 

オプションサービスは文字通りのオプションで、受取人を連名にする・メッセージの文字を

毛筆風のフォントに変える・配達済み通知サービスの3つがあります。

 

受取人を連名にするときは、喪主以外にも配偶者やご遺族の名前を追加したいとき、1人増やす毎に60円が追加されます。

毛筆風への変更と配達済み通知は1つの電報に付き100円の追加出来ます。

 

また、電報は早期申し込み割引とインターネット申し込み割引があり、早期申し込みは届ける日から3日以上前に

申し込むと150円引き、インターネットで申し込むと通常料金から40円引かれます。

 

もっとも安く弔電を送ろうとすると、25文字以内で台紙は0円のもの、オプションはつけずに各種割引を使うと税抜きで510円、税込みで551円で送れることになりますね。

 

実際は25文字では収まらないので、最低でも1000円くらいはかかると思っておくといいでしょう。

 

 

受取人は誰に渡せばいいの?

 

弔電の申し込みのときに、受取人について聞かれると思いますが、受取人は誰にすればいいのでしょうか。

 

受取人は、普通の手紙の送り先と同じで、届けたい人の氏名を書きますので、基本的には葬儀を執り行う喪主の名前を指定します。

 

弔電は葬儀の中でメッセージが紹介されたり、葬儀の前後でご遺族や親類縁者で回し読みをすることも多いので、その葬儀の代表である喪主に送るのが良いでしょう。

 

ご遺族全体ではなく特定のご遺族に送る場合は、「○○(喪主氏名)様方 ××(特定のご遺族の氏名)」と書くと、葬儀社や葬儀場のスタッフさんは避けておいてくれます。

 

故人には直接縁がなくとも、喪主をされる人が縁のある人の場合は、故人に向けてより喪主を含めたご遺族への

メッセージがメインになりますので、「○○(喪主氏名)様ご夫妻」といった形で書くと良いでしょう。

 

まれに、故人はよく知っている人でも、故人のお子さんや親類を知らずに誰が喪主をするか分からない場合は、「△△(故人氏名)様ご遺族様」と書いてもちゃんと届きます。

 

喪主が分からないときは、葬儀をどの宗教のどの宗派のスタイルで行うか不明な場合が多いので、場合によっては「ご冥福をお祈りします」や「成仏」といった言葉が避けられます。

 

弔電を頼む業者によっては、どの宗教でも使える例文を用意していますので、よく相談して送ると安心ですね。

 

 

まとめ

弔電は「ちょうでん」と読み、主に葬儀に参列できないときに送る電報を指して言います。

電報サービスを行っている業者によりますが、最低限でも1000円以上はかかります。

 

弔電を送るときの受取人は、一般的には喪主の名前にして送ります。