お通夜やお葬式が終わり、ホッと息をつく間もなく7日後には初七日という最初の法要を行わなければなりません。
遺族の方は故人との悲しみの別れだけではなく、法事法要でバタバタと忙しくなります。
そんな最初の法要ですが、7日後っていつ?亡くなった日を1日目と数えるの?
初七日の法要は何が食事を用意しなければいけないの?などとわからない事だらけの方がほとんどだと思います。
ただでさえ忙しい時に、わからない事が多いと訳がわからなくなりますし、無駄なことに時間をとられてしまうことも。
無駄な時間を使わなくて済むように、今のうちに少しだけ知識をいれておきましょう。
今回は初七日法要についてのマナーなどをまとめてみました。
初七日の数え方の計算方法は?
初七日の数え方は宗教や地域などで多少違いはあるようですが、基本的には、亡くなったその日を、一日目と数えます。
7日目に当たる日に、初七日の法要をします。
ただ、最近は、平日は仕事などを休めなかったり、平日はどうしても遺族、親族などの
法事法要に参加する方々の都合がつかず、集まりが悪くなってしまいがちです。
その為に、日にちはずれてしまいますが、毎週土曜日や日曜日に法要を行うという場合も増えてきているようです。
食べる食事は何を選べばいいの?
法要のあとの会食のことをお斎(おとき)といいます。
一般的に、僧侶と参列された方に食事を振る舞います。
昔はいわゆる精進料理、肉や魚などを一切使わないもので、野菜を中心としたものを食べていました。
それは故人の忌明けまでの間、生き物の命を奪わないようにすごそうという風習があった為と言われています。
ですが、今ではその風習もほとんど見られなくなっているので、ほとんど決まりはないとも言われています。
元々の考え方は、少しずつ元の食生活に戻していく、区切りとして精進落としという会食があったのですが、最近ではそのような考え方ではないようです。
お世話になった僧侶や、参列してくださった方々への感謝の気持ちを込めて、食事を振る舞うということがほとんどのようです。
食事の内容ですが、風習や地域によっても異なりますが、多くはお寿司や揚げ物などです。
ひとりひとりにきちんとお膳が用意される事が多いです。
不安な場合は葬儀社へ確認するようにしましょう。中には、仕出し屋が決まっている葬儀社などもあります。
初七日でやってはいけないことは?
気をつけておきたいことは、僧侶への気配りや、参列してくださった方への感謝の気持ちを忘れないことです。
喪主は身内が亡くなり憔悴していらっしゃることでしょう。
しかも挨拶をしたり、色々なことで気疲れしてしまいがちです。
ですが、故人の事を思って参列してくださっている方のためです。
故人の為にも気を抜かずに最後まで頑張りましょう。
法要が終わったあとの会食も、ゆっくりと食べられる時間はほとんどありません。
僧侶や参列してくださった方へ感謝の気持ちを伝えるためにも、挨拶に回るのがマナーです。
お礼の言葉を伝えるのはもちろんですが、故人を偲ぶことが目的ですので、
参列してくださった方から思い出話を聞いてみるのも良いかもしれませんね。
また、僧侶は食事をせずに、辞退して帰ってしまう場合もあります。
そんな時には、必ず忘れずに御膳料を渡しましょう。
だいたい5000円、10000円などのきりが良い金額を渡すことが多いようです。
まとめ
初七日の数え方は、亡くなった日を一日目として数える数え方が一般的です。
ですが、宗教や地域などによっては違いがある場合もありますので事前にきちんと確認をするようにしましょう。
法要のあとの食事は、昔は精進料理を食べていましたが、最近はほとんど決まりはないようです。
僧侶や参列してくださった方への感謝の気持ちを込めて食事をします。
喪主は一緒に食事をするのではなく、僧侶はもちろん、きちんと参列してくださった方一人一人に挨拶をして回るのがマナーです。
一番疲れていらっしゃるかと思いますが、故人の為に足を運んで下さった方々への感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。