葬儀後の初めての法事法要の初七日。
多くは、遺族や親族、故人とごく親しかった方達で執り行われます。
その葬儀後の法事法要で戸惑う事の一つとしてあげられるのは、香典の表書きの書き方です。
葬儀の時の香典の表書きは宗教や宗派などによっても変わってきますが、ほとんどの方が、
どんな宗教の場合にも使える「御霊前」を書いている方が多いのではないでしょうか。
では、法事法要の時にも「御霊前」は使えるのでしょうか?
今回はそのような初七日の決まり、マナーについてまとめてみました。
初七日の読み方は?
葬儀のあとの法要、初七日。
これはなんと読むの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
地域によっても違いがあるという場合もあるかもしれませんが、多くの場合は、「しょなぬか」と読みます。
故人が亡くなってから7日目のことを指します。
49日までの間、7日ごとに法事法要を行います。
初七日(しょなぬか)
二七日(ふたなぬか)
三七日(みなぬか)
四七日(よなぬか)
五七日(いつなぬか)
六七日(むなぬか)
四十九日(しじゅうくにち)
となります。
香典の表書きは御仏前でいいの?
先ほども少しお話しましたが、初七日の香典の表書きは何て書けば良いのか?
疑問に思うことがあると思いますが、四十九日まではほとんどが「御霊前」で済むことが多いです。
また封筒も、葬儀の時と同じように結び切りのタイプで、白黒か双銀の水引がついているものを使います。
ですが、浄土真宗の場合は、四十九日よりも前でも「御仏前」の表書きを使います。
きちんと、宗教・宗派は確認しておきましょう。
葬儀と同じ日に初七日の法要を行う場合には、葬儀の香典と、初七日の香典は別々に準備する必要があります。
両方「御霊前」という表書きを書いている場合には、初七日の香典には、右上の空白の部分に、「初七日」という一言を書いておくようにしましょう。
裏書きはどうしたらいい?
香典の中袋には、金額、住所、名前を書く部分があります。
表面に書くというものと、裏面に書くというものがありますが、最近の市販のものでは、
書く欄が設けられているものもありますので、その袋の表記に従って書くようにしましょう。
中袋も表書きと同様にできれば筆で書くのが正式なマナーですが、無理に筆で書いて、読めないということも。
そうなってしまうと元も子もありませんので、筆で小さな字がうまく書けない。
という方は無理をせずに、筆ペンやペンでもかまいません。
初七日の時は葬儀の時と違い、薄墨を使う必要はありません。
金額を書く際には、漢数字を書きますが、簡単なほうではなく、難しい字を書きます。
例えば、一万円は、壱万圓と書きます。
まとめ
初七日についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
なかなか慣れない法事法要ですが、読み方などを間違えてしまうと、ものすごく恥ずかしい思いをしてしまう事になりますので注意しましょう。
読み方もそうですが、初七日以降の法事の流れなどもきちんと確認をしておくようにすると良いでしょう。
また、参列する場合の香典の表書きなども注意しましょう。
四十九日までのほとんどの場合は「御霊前」で大丈夫です。
ただ、浄土真宗の場合には、四十九日よりも前でも「御仏前」という表書きを使います。
宗教・宗派で表書きにも違いがでてきますので、きちんと確認をしておくようにしましょう。
法事の場で失礼な事をするのはタブーですので、気をつけましょう。
また、中袋には香典の金額や住所、名前を書く必要があります。
表に書くべき、や裏に書くべきなど様々な説がありますが、最近の市販の中袋には、名前を書く欄がある事が
多いですので、書く欄がきちんとある場合には、その欄にそって書くようにしましょう。
中袋に書くときにも、できるだけ筆で書くことがマナーですが、筆で書いて住所などが見づらくなってしまうと遺族もとても困ってしまいます。
そのような事がないように、小さな文字を筆で書くことが難しいという方は、無理をせずに筆ペンやペンで書くようにしましょう。