香典を受け取る際のマナーについて心得ていますか?

受け取るのは遺族だけでありません。

 

手伝いで通夜や葬儀の受付係をする場合は遺族の代わりに香典を受け取ります。

受け取る場面や作法をマスターして、適切な対応をしましょう。

 

受け取り方のマナーについて、場面別に説明します。


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香典を受け取る場面として考えられるのは?

香典を受け取る場面として考えられるものは次の通りです。

 

①通夜や葬式の受付で受け取る(関係者)

通夜や葬式を通常の規模で行う場合、ほとんどの会葬者が会場の受付で香典を渡します。

遺族は直接会葬者の出迎えをすることはないので、受付役には親戚や友人・知人が頼まれることになります。

 

②自宅で受け取る(遺族)

通夜や葬儀に参列できなかった弔問客が自宅に香典を持参する場合があります。

 

③郵送で受け取る(遺族)

通夜や葬儀に香典を持参できない場合に郵送で香典を受け取ることもあります。

郵送には現金書留が使われるので、自宅が不在の場合は郵便局に留め置かれます。

 

 

香典の受け取り方①通夜・葬式の受付

 

通夜や葬式の受付係を頼まれた場合は、「自分は遺族側である」という意識を持って行動します。

 

会葬者に対しては「自分達のために来ていただいた」、受け取った香典やお供え物は「故人に対するお心遣いをいただいた」という気持ちで接して下さい。

 

受付係が行う仕事は幅広くありますが、今回は受付台での記帳や香典の受け取りを中心に説明します。

 

香典受け取りの流れ(記帳前に受け取る場合)

①会葬者がお悔みの言葉を述べ、受付係がお礼を述べる

会葬者が受付に来られ、お悔みの言葉をいただいたら、一礼してお礼を述べます。

 

(例)
「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます」
「本日は足元の悪い中をお越しいただき、ありがとうございます」(雨天時)

 

会葬者がごった返している場合は「本日はお忙しい中をありがとうございます」や、

「ありがとうございます」「ご苦労様です」と短くしても構いません。

 

②香典を受け取る

会葬者から香典を差し出されたら両手で受け取り、お礼を述べます。

 

(例)
「ご丁寧にありがとうございます」
「お預かりします」

 

③会葬者に記帳していただく

会葬者に芳名帳や香典帳に記帳をお願いします。

 

(例)
「恐れ入りますが、ご住所とお名前をご記入下さい」
「恐れ入りますが、こちらへご記帳をお願いします」

 

④返礼品を渡す

記帳が済んだら、返礼品を渡します。引き続き会場の説明などを行う場合もあります。

 

(例)
「ありがとうございます。どうぞお持ちください」

 

今回は記帳前に香典を受け取っていますが、記帳後に香典を受け取る場合もあります。

その場合も受け取り方やお礼の言葉は同様です。

 

受け取った香典袋は会葬者が立ち去ってから会計係に渡します。

受け取った香典の金額や中袋の確認などは会計係が行いますので、受付で開ける必要はありません。

 

多額の現金を預かっているので取扱は慎重に。

トイレなどの理由で席を外す際も、面識のない人にまかせたりすることのないようにして下さいね。

 

また、分からないことが出てきた場合は遺族ではなく、葬儀会社のスタッフに尋ねるようにして下さい。

 


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香典の受け取り方②自宅

葬儀後に自宅に香典を持って来られた際は、「どうぞお上がり下さい」と言い、霊前にお参りをしていただくのが基本です。

 

香典は祭壇にお参りの際、弔問客の手で供えていただきます。

香典を遺族側に差し出された場合はお礼を述べて両手で受け取り、その場で祭壇に供えます。

 

(例)
「お心遣いありがとうございます」
「ご丁寧にありがとうございます」

 

香典を祭壇に供える際は、「御霊前」などの表書きが読める向きで置くようにします。

これは仏教のしきたりによるもので、人に渡す時とは向きが変わるので注意して下さい。

 

お参りが済んだら茶菓などをふるまい、お客様をもてなしましょう。

もちろん、葬儀後はこのような弔問に備えて事前準備をしておくことが必要です。

 

 

香典の受け取り方③郵送

郵便で香典を受け取った際は、電話でお礼を伝えるのが一般的です。

相手側で配達証明などを確認されるでしょうが、何も返事がないと相手は不安になりますし、失礼になります。

 

電話でのお礼で特に決まったマナーはないので、香典を受け取った旨とお礼を述べるようにしましょう。

電話をし辛い状況であれば、ハガキなどにお礼を書いて送っても良いです。

 

 

まとめ

香典の受け取り方についてまとめましたが、いかがでしたか?

香典を受け取るシチュエーションには受付や自宅の祭壇、郵送などがあり、それぞれに応対のマナーがあります。

 

立場やマナーを理解して、場にふさわしい対応をしましょう。

特に通夜や葬儀の受付では沢山の会葬者を相手にするので、焦って間違った対応をしないように気をつけて下さいね。