香典は直接持参するのが原則ですが、やむを得ない理由で通夜や葬儀に参列できない場合は郵送しても差し支えはありません。

 

香典を郵送する際は、適切な方法とタイミングで行います。

また、手紙を添えてお悔みとお詫びの気持ちを伝えることも必要です。

 

香典を郵送する場合のマナーと手紙の文例についてまとめました。


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香典を郵送するのはどんな時?

一般的には通夜や葬式に参列できない場合、香典は郵送しても問題ないとされていますが、

それはかなり限定された状況下で行われることを知っておかなくてはいけません。

 

親族や知人の死に対する弔いは、他の何よりも優先されるべき出来事です。

仕事や自分の都合で出欠の可否を決めることはできないと心得ましょう。

 

遠方や病気等の理由

「やむを得ない事情」とは、海外滞在中ですぐに帰国できない場合、病気や怪我で移動が

困難な場合のみを指し、その場合は家族の誰かが代理で参列します。

 

特に親戚の通夜や葬儀に家族の誰も出席しないというのは非常識です。

もし家族の誰も参列できない場合は、非礼を詫びる気持ちを心に留めつつ、弔電を打った上で香典を郵送するようにしましょう。

 

訃報を後から聞いた

知人の訃報を葬儀後に知ることはしばしば起こります。

 

このような場合はできるだけ弔問した上で直接香典を渡したいものですが、遺族との

面識がない場合や訃報を数か月後に知った場合など、弔問が難しいと感じる場合は

郵送で香典と手紙を送り、お悔みの気持ちを伝えましょう。

 


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香典を郵送する際に気をつけるポイントは?

香典を郵送する際は盗難や紛失防止のため、必ず現金書留を使います。

盗難や紛失のリスクが低く、ポスト配達ではなく確実に手渡しされるので安心です。

 

現金書留は郵便局の窓口での手続きが必要ですので、営業時間に注意して早めに準備しましょう。

香典を現金書留で送る際に注意するポイントは、次の通りです。

 

香典は不祝儀袋に包んで封筒に入れる

出典:dairin-sougi.jp/

 

現金書留で香典を送る場合も、持参する時と同様に不祝儀袋に包みます。

現金書留用の封筒に直接お札を入れて送るのは失礼にあたります。

 

不祝儀袋は外袋・中袋の所定の場所に氏名・金額・住所をきっちりと記入します。

香典を送るタイミングによって以下のような違いがあるので注意して下さい。

 

・表書き・・四十九日前までは「御霊前」、四十九日後は「御仏前」を使う
・毛筆の色・・四十九日前までは薄墨、四十九日後は濃い墨で書く

 

また、不祝儀袋にかける水引は、最初から印刷されているものを選ぶのがおすすめです。

郵送物に凸凹やシワがよるのを防ぐことができます。

 

現金書留用封筒は、サイズの大きい方を使う

現金書留用の専用封筒は2サイズあります。小さいサイズの封筒だと、

不祝儀袋やお悔みの手紙が入りきらないことがありますので、大きいサイズのものを選びましょう。

 

香典金額は持参する場合と同じ金額にする

香典として包む金額は故人との関係によって異なりますが、郵送するからといって大目に包む必要はありません。

 

手紙を同封する

香典を郵送する際は、非礼を詫びると共にお悔みの気持ちを伝える為の手紙を同封します。

手紙は一筆箋であれば便箋のみでも構いませんが、便箋が2枚以上になる場合は封筒に入れて同封します。

 

その際、縁起が悪いとされる2重の封筒は避けるようにして下さい。

 

 

香典を郵送するタイミングは?

香典を郵送する適切なタイミングは、「葬儀の2~3日後、1週間以内」です。

 

通夜や葬儀の忙しい最中に現金書留が届くと遺族の手を取らせてしまいますし、

寺院や葬儀場を使って自宅が不在になっていると、後から郵便局へ出向かせることになってしまいます。

 

 

香典に添える手紙の文例

 

香典に添える手紙には、「葬儀に参列できない事情とお詫び」「お悔みの言葉」「香典を送る旨」の3つの内容を必ず含めるようにします。

 

<注意するポイント>
・「拝啓」「敬具」などの頭語・結語や時候の挨拶を書かない
・「くれぐれも」「重ねて」などの重ね言葉を使わない
・「亡くなる」「死」などの直接的表現を避け、「訃報」「ご逝去」を使う

 

文例1(通夜、葬儀に参列できなかった場合)

このたびのご尊父様の訃報に際し、大変驚いております。

一家の大黒柱を亡くされ、ご家族の皆様のお悲しみやお心細さはいかばかりかと心が締め付けられるような思いがいたします。

本来であればすぐにでもお伺いしお悔やみを申し上げたいところですが、遠方のためままならず、略儀ながら書中にてお悔やみを申し上げます。

ご家族の皆様がお力を合わせてお母様を助けていかれることが、ご尊父様にとりまして何よりの御供養かと存じます。

どうかあまりお力をお落としになりませんよう、一日も早くお母様のお元気を取り戻して差し上げて下さい。

ほんの心ばかりですが、御香料を同封させていただきます。

故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

最後になりましたが、季節の変わり目です。皆様どうかご自愛下さい

 

文例2(訃報を喪中ハガキで知った場合)

お母様のご逝去を知り、驚いてペンをとりました。

あなたの結婚式の時にご挨拶をさせて頂いた時の優しそうなお顔がとても印象に残っています。

ハガキを拝見しすぐに電話をとも思ったのですが、あなたやご家族のお気持ちを思い、手紙を差し上げることにしました。

お悔やみに伺うこともままならず、本当に申し訳ございません。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

同封のものはほんの心ばかりですが、故人がお好きだったお花でもお供えいただければと存じます。

寒さはこれからが本番です。どうかあまりご無理をなさいませんように。

ご主人様はじめ皆様にもよろしくお伝え下さい。

文例出典:best-manner.com/

 

 

まとめ

香典を郵送する際のマナーについてまとめましたが、いかがでしたか?

 

直接香典を持参できない場合は現金書留で送ってもよいとされていますが、あくまでも病気や

遠方などのやむを得ない状況下で行われる例外であることをふまえておく必要があります。

 

香典を郵送する際は、現金書留の送り方や送付タイミングのマナーを守って、遺族に失礼のないようにしましょう。

香典に添える手紙の文例も参考にして下さいね。