故人か亡くなってちょうど一回目の命日を一周忌といいます。
一周忌以外にも、節目となる年の命日に合わせて年忌法要を行います。
故人が親族や、親しい人であればその年忌法要に招待されることもあるでしょう。
最近は、核家族化がすすんでしまったことと、法要を簡素化することも多く、
法要などに参加する機会が減っているとも言われています。
法要に参加することが決まると、マナーなど気になることはたくさんありますね。
もう一つ気になるのはお香典の相場ですね。
一周忌だけでなく、これから三回忌、七回忌を節目では法要が行われるので、
ずっと同じ金額でいいのか?も気になりますね。
今回はそんな年忌法要のお香典の相場について調べてみました。
一周忌の香典の相場はいくら?
故人が亡くなって故人を供養するための儀式を法要と言います。
初七日から四十九日までの法要を追善法要といい、さらに命日から
一年目、三年目、七年目と節目となる年に法要を行うことを年忌法要といいます。
年忌法要では僧侶を招き、その後会食などが準備されている場合が多くなります。
そんな年忌法要に出席する場合のお香典の相場です。
やはりポイントは故人との関係と、会食に参加するのかによって相場が変わってくるようです。
故人と血縁関係がある場合
会食に参加する場合、一人20000円~30000円を相場と考えます。
夫婦で参加する場合は、30000円~50000円が相場となるようです。
会食に参加しない場合、会食がない場合は、一人10000円が相場となります。
夫婦で参加する場合は、10000円~30000円が相場です。
故人と血縁関係がない場合
故人との血縁関係がなく法要に出席する場合は、故人との関係により少し相場が変わってきます。
故人と一般的なお付き合いで、会食に参加する場合は、10000円~30000円、
会食に参加しない場合は、5000円~10000円が相場となっているようです。
ですが、故人が付合いの長い親友であったり、仲人してもらったなど
お世話になったと感じている場合は、少し相場が上がるようです。
こちらの場合は、会食に参加する場合は、20000円~30000円、
参加しない場合は10000円が相場となっています。
故人の孫や、ひ孫が法要に参加する場合
親族同士で話し合って香典をどうするのか、確認しましょう。
会食がある場合は、孫たちの分まで用意されますから、
親族同士で少しずつ金額を出し合って孫一同で香典を出すなどしましょう。
三回忌以降のお香典の相場は?
次に一周忌以降の年忌法要です。
一周忌を終えた後は、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、
二十七回忌、三十三回忌まで営むのが一般的だと言われています。
こちらの場合も故人との関係、会食に参加するのかが相場のポイントとなります。
故人と血縁関係がある場合
会食に参加する場合は、20000円~30000円、
夫婦で参加する場合は30000円~50000円が相場となるようです。
会食に参加しない場合は、5000円~20000円、
夫婦で参加する時は、10000円~30000円を用意しましょう。
故人と血縁関係がない場合
こちらも1周忌の時と考え方は変わりません。故人との関係で香典の相場を決めましょう。
故人と一般的なお付き合いで、会食に参加する場合は、10000円~20000円。
会食に参加しない場合は、3000円~5000円が相場と言われています。
故人と親しくお付き合いをしていたり、特にお世話になっていた場合、
会食に参加するなら10000円~30000円、会食に参加しないのであれば、
5000円~10000円が相場となっているようです。
お供え物は必要?
年忌法要に参加する時は、お香典の相場も気になりますが、
他にお供え物が必要なのかも気になるところだと思います。
基本的に年忌法要に参加する際は、お供え物を必須ではありません。
ただし地域のしきたりや家族のしきたりで、お香典とは別にお供え物が必要になるケースもあります。
いずれもお香典とは別にお供えを用意することが多いようです。
法要の会場が自宅ではなく、お寺などで行われる場合は、
お供えを持ち帰る手間などもありますので、用意する場合は他の親族に相談して決めましょう。
まとめ
年忌法要に参加が決まったら、お香典の金額なども気になることだと思います。
参加するときには故人を偲ぶ気持ち、施主への労いの気持ちを忘れないようにしましょう。