年忌法要は故人の親族であれば、長年にわたり続き毎回香典金額を
お渡しするので同じ金額なのか不安になりますよね。
そこで、今回は13回忌や17回忌の香典の金額、23回忌や33回忌の香典の金額、
袋の表書きや裏書きは同じで良いのかなどについてご紹介いたします。
13回忌や17回忌の香典金額はいくら?
13回忌は故人がお亡くなりになられてから12年後、さらに17回忌は
16年後の祥月命日に営まわれる法事の事を指します。
どちらとも、7回忌以降となっているので遺族や親族のみで
こじんまりと法事が行われることが一般的です。
法事の手順もこれまで通りで僧侶を自宅に招いたりお寺で読経や焼香を
行ってもらい、参列者や僧侶と共に会食であるお斎をいただきます。
お斎がある場合が一般的ですが、お斎がある事を想定し、1~2万円を香典として包むことが一般的です。
また、夫婦お二人で参列される場合は、2~3万円程度を香典としてまとめて包みます。
香典については、親族間でしか集まりがないので親族の中でしっかりと
話し合い統一した金額とすればトラブルがないかと思います。
故人の生前親しくしていた友人や知人が招かれる事は稀にありますが、
「御仏前」と表記し不祝儀袋に1万円を包むことが妥当です。
相場の金額については親族と異なり相談しにくいと思うので、
お寺やご自身の家族、ネットなどでも調べてみると良いです。
23回忌や33回忌の香典金額は?
23回忌や33回忌に関しても、お斎がある場合などに合わせて13回忌や
17回忌と同様の金額を包んでいただければマナーに反しません。
23回忌は前回の法要から数年たち、さらに33回忌も23回忌から10年の
月日を挟みますが、常に法事のマナーを再確認しておくことが必要です。
こちらも同様に親族にも相談し、合わせた金額を包むことが大切です。
袋の表書きや裏書きは同じでいいの?
不祝儀袋の表書きについては、49日以降であれば「御仏前」や「御佛前」、「御香料」と表記すれば良いです。
「御仏前」という書き方については仏教のみが用いります。
さらに書き方についてですが、墨は49日までは薄墨で書きますが、49日以降は一般的な黒い墨を用いれば良いです。
裏書は同様に共通して差出人の住所や金額を記します。
不祝儀袋で気を付ける点はあるの?
御香典の中包みには表には何も表記せず、裏側に差出人のお渡しする金額や郵便番号、住所、氏名を記入します。
金額の数字に関しては、旧字体を用いることが正式です。
例えば、「一」は「壱」、「二」は「弐」、「三」は「参」などと表記します。
例えば、1万円の場合は旧字体を用いれば金壱萬円と表記し「也」は省略可能です。
その他、故人が仕事関係で繋がりのある人物であった場合は、ご自身の会社の名前も明記し、
さらにご自身の名刺を内袋の左部分に貼っておくことがマナーとされています。
連名で不祝儀袋を持参する場合は、連名は3名までの記入が好ましく、
それ以上になってしまう場合は「友人一同」と表記することが良いです。
そして遺族がお返しに困る場合であれば、
「香典の御返しはご無用に願います」と一言添えておくことが無難です。
紙幣の枚数についてですが昔から偶数は避けるなどの言い伝えはありますが、
現代ではあまり気にしないので縁起の悪い「4」や「9」などの数字さえ避ければ良いようです。
そして、新札の入れ方ですが、向きはお札の顔が印刷された部分を表としてお札の向きを全て揃えます。
また、新札は避けた方がよいので、やむを得ず新札しかない場合は1,2度折るなどの工夫をするなど気を付けます。
しかし、非常に汚いボロボロのお札もマナー違反となるので気を付けてください。
まとめ
ここまで御覧になりいかがでしたでしょうか。
13回忌と17回忌、さらに23回忌、33回忌も同様の金額を包めば良いです。
そして、独自で判断されるよりも親族と相談し親族で統一した金額を包めばトラブルもありません。
不祝儀袋の表書きや裏書、注意点などもご紹介したので是非参考になさってください。