ふくらはぎが痛いとひとことで言っても、その痛みの部位は

上だったり、下の方だったりとさまざまですよね。

 

また、ふくらはぎの下部がよくつるという人もいます。

そんな、上部や下部など痛む部位の違いはどうして起こるのでしょうか?

 

今回、そんなふくらはぎの痛みについて、上部や下部にわけて

その原因や対処法についてお伝えしていきます。


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ふくらはぎの上のほうの痛みの原因は何?

ふくらはぎは、複数の筋肉によって構成されています。

主な筋肉に、腓腹筋やヒラメ筋とよばれるものがあります。

 

出典:gazoo.com/

 

ふくらはぎの上のほうが痛むという場合

この腓腹筋やヒラメ筋の痛みが考えられます。

 

この筋肉は、つま先立ちの際などに働き、走ったり

ジャンプしたりといった運動にもよく使われています。

 

ふくらはぎ上部の痛みの原因として考えられるものを

ここでは大きく4つにわけて説明します。

 

疲労などによる筋肉痛

こちらが一般的にいちばん多くみられる原因です。

スポーツや、長時間の立ち仕事などによる筋肉のつかいすぎで

筋肉に疲労物質がたまり、痛みが発生している状態です。

 

肉離れ

短距離走など、突発的に筋肉を激しく収縮させるような運動で発生しやすいのが肉離れです。

筋肉が損傷してしまっている状態で、痛みも強い場合が多いです。

 

変形性膝関節症

こちらは高齢者に多くみられる疾患です。

膝痛や膝に水がたまるのが主症状ですが、初期には膝裏に痛みが

出ることがあり、これがふくらはぎ上部の痛みと感じられることがあります。

 

こむら返り

「足がつる」という状態です。

場合によっては病気が隠されている可能性もあるものですが

大抵の場合は筋肉の疲労やつかいすぎなどの生活習慣で起こります。

 


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下のほうがよくつる?下部の痛みの原因は?

では続いて、ふくらはぎ下部の痛みの原因についてみていきましょう。

ふくらはぎ下部に痛みがでる場合は、「アキレス腱」や「後脛骨筋」と

よばれる筋肉が原因となっていることが多いです。

 

出典:therapistcircle.jp/

 

アキレス腱に原因がある場合

アキレス腱に損傷や炎症が起きているとき

ふくらはぎの下のほうの痛みとして感じられます。

 

肉離れはふくらはぎ上部の痛みとなることもありますが、損傷した部位が

このアキレス腱に近かった場合、下のほうの痛みとしてあらわれます。

 

後脛骨筋に原因がある場合

私たちが一般的に「すね」と呼んでいる骨の後ろにあり

土ふまずを形成する筋肉のひとつです。

 

ふくらはぎの筋肉の中でも特に深いところにあるため

ほかの筋肉の圧迫を受けて血行が悪くなりやすいです。

ランニングの習慣がある人が、炎症を起こしやすい筋肉でもあります。

 

このようにふくらはぎ下部の痛みは、スポーツなどの

運動習慣による過労で起こることが多いです。

 

また、ふくらはぎ下部がつるという人もいますが、つるのは「腓腹筋」であることが

ほとんどなので、痛みとしては上部に感じられることのほうが一般的です。

 

ただし、腓腹筋はヒラメ筋とともにアキレス腱へ移行しかかとまである筋肉ですから

つったときに下部に痛みとして感じるということもあるでしょう。

 

 

上部と下部、それぞれの痛みへの対処法は?

それでは、原因別に痛みへの対処法についてご紹介します。

 

ふくらはぎ上部の痛み

筋肉痛やこむら返りの場合

血行をよくし、疲れをとりのぞいていきましょう。

入浴や足浴で体を温めたあと、ふくらはぎを

マッサージをすると痛みの予防に効果的です。

 

 

肉離れの場合

まずは安静にし、氷水を入れた袋などで

しっかりとアイシング(冷却)を行ってください。

 

その後は整形外科などで、しっかりとした

治療を受けることが望ましいでしょう。

 

変形性膝関節症の場合

膝はもちろん、足を冷やさないように注意します。

入浴などで暖め、血行をよくすることは痛みの緩和に効果が期待できるかもしれません。

 

肥満気味の人は、体重を落とすことでも膝への負担を軽減できますので

食事などに気を付け体重管理をしっかりと行いましょう。

 

また、大腿四頭筋とよばれる、太もも前面の筋肉をきたえておくことも大切です。

こちらは、スクワットや、階段の上り下りなどももをあげる運動できたえることができます。

 

変形性膝関節症の場合、大抵は手術などせずに症状とお付き合いしていくことになりますから

上記のような生活習慣の改善や、鍼灸治療の併用などが痛みの緩和に役立つ可能性があります。

 

ふくらはぎ下部の痛み

アキレス腱の損傷や炎症

アキレス腱の損傷、または炎症の場合は、まず整形外科を受診しましょう。

炎症の場合あたためてはいけないので、しっかりとアイシングも行います。

 

激しいスポーツなどを行っている人の場合、いためやすい部位でもありますので

日ごろからストレッチなどを行い予防をしておくことも大切です。

 

アキレス腱は、足を前にのばして座り、手で力を加えて

足首を背屈させることによってストレッチできます。

 

後脛骨筋の炎症

ランナーに多くみられる後脛骨筋の炎症。

こちらも炎症ですから、あたためずにまずはしっかりと冷やします。

 

痛みの症状が少し落ち着いてきたら、鍼灸治療や

マッサージに通われることがおすすめです。

 

「シンスプリント」などといい、後脛骨筋の炎症はスポーツ障害に

分類されることが多いため、鍼灸マッサージの得意とする症状のひとつです。

 

また、普段から自身でストレッチやマッサージを行い

しっかりとケアしておくことが大切です。

 

 

まとめ

ふくらはぎの上部と下部の痛みでは

それぞれまったく違う筋肉が関わっています。

 

原因によって対処法も異なってきますので、まずは自分の痛みの

原因がどこにあるのかをしっかりと把握することが重要です。

 

場合によっては病院などで、専門家による適切な治療を受け、そのうえで

自分でできるケアを日ごろからしっかりと取り入れていき、痛みの改善・緩和を目指していきましょう。