もし知り合いに「足のくるぶしを骨折した」と言われたら

何か大きな事故にあったのかと思ってしまいますよね。

 

しかし実は、くるぶしの骨折はそんなに珍しいことではなく

ささいなアクシデントで簡単に折れてしまうことがあるのです。

 

くるぶしは毎日体重がかかる部分。もし骨折してしまったら

どれくらい治療期間が必要なのか、手術が必要なのか、また元通りに

歩けるようになるのか・・と色々不安になってしまうと思います。

 

くるぶしがどのように折れるのか、またどのように

治療が進むのかを知っておけば、安心して治療にのぞめます。

 

くるぶしを骨折するメカニズムと治療法について調べました。

運動機能を取り戻すリハビリのポイントについても説明します。


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くるぶし骨折のメカニズムは?捻挫だと思っていたら骨折していた!?

くるぶしを骨折した人の中には「足をひねって捻挫したと思っていたら、骨折だった」

という人がよくいるのですが、それは折れたという感覚がないからです。

 

このようなことがなぜ起きるのかをみていきましょう。

「くるぶし」は、脚を支える2本の骨(脛骨と腓骨)が

足首の骨(距骨)とつながる先端の部分です。

 

出典:soccerlife24.com/

 

足の内側のくるぶしを「内果」、外側のくるぶしを「外果」といいます。

どちらも下にくる「距骨」という骨を両側から挟み込んで足首の関節をつくっています。

 

それぞれのくるぶしの骨は足首を構成する周りの骨と靭帯でつながっていて

この靭帯こそが骨折を引き起こす原因になります。

 

手足をひねって靭帯が伸びたり切れてしまうことを捻挫といいますが

足首を強い力でひねった際、引っ張られた靭帯がくるぶしの

骨をはがしてしまうことで骨折が起こります。

 

出典:kotoseikeigeka.life.coocan.jp/

 

こういった理由で起こる骨折は、骨が発達しきっていない

子供や骨の強度が低下する高齢者に多いと言われています。

 

また、この骨折を捻挫だと思い込むもう一つの原因に

「痛いけど歩ける場合がある」ということがあります。

 

骨折しても骨の位置がずれていなければ歩けることがありますが、捻挫だと

自己判断しないように注意が必要です。もしくるぶしを強くひねってしまい

骨折が疑われる場合は病院へ行ってレントゲンをとってもらいましょう。

 


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くるぶし骨折の治療はどうなっているの?手術は必要?

くるぶしを骨折している場合、以下のような流れで治療が行われます。

ギプスもしくは手術による骨の固定 → 機能回復のリハビリ

 

ギプスでも手術でも完治までの平均的な治療期間は約3か月と同じですが

どちらになるかで治療期間の生活は大きく変わってきます。

 

大抵の場合は主治医が折れた骨の症状をみて判断しますが、症状が微妙な場合

「手術してもギプスでもいいですよ」という風に患者に選択させることがあります。

 

それぞれの治療内容と治療期間などをまとめたので参考にしてみて下さい。

 

ギプスによる固定(1か月程度)

「折れた骨がずれていない」「靭帯が切れていない」場合はギプス固定が可能です。

手術を受けなくてよいので一番簡単な治療です。入院の必要もありません。

 

ただ、ギプス治療=楽、というわけではありません。

 

ギプスは折れた骨を外側から固定するだけなので、骨が動かないように

最新の注意を払わなくてはなりませんし、患部を洗うことができません。

 

ギプスによる皮膚のかゆみやかぶれは思っている以上に負担になります。

また、ギプス固定が終わってからリハビリが始まるので

手術よりも運動機能が戻るまでに時間がかかる場合があります。

 

手術による固定(術後は早い段階でリハビリに移れる)

折れた骨がずれていたり、靭帯が切れている場合は骨にボルトを打って

固定したり靭帯を修復する手術を行います。

骨が固まった後、ボルトを抜くための手術をする場合もあります。

 

手術によっては神経や血管を損傷するリスクがあり

費用や手術に対する心理的な負担もあります。

 

しかし、手術が終わった後は骨が直接ボルトで固定された状態になるので

ギプスよりも身軽になります。早い段階からリハビリを始められ患部の入浴も早くから可能になります。

 

以上のように、ギプスと手術では治療中の過ごし方にかなり違いが出ます。

もし選択に迷った場合は、主治医の意見を聞いた上でこれらの内容も参考にしてみて下さい。

 

 

リハビリ後、足首の機能は元通りになるの?

 

くるぶしの骨が固まったら、運動機能を回復するリハビリが始まります。

最初は思うように動かせず、骨折前のような

動きをとりもどせるのか不安になると思います。

 

骨折した部分が完全に元通りになることはありませんが、足首の機能は

リハビリ次第で取り戻すことができます。以下にリハビリを行う上のポイントを説明します。

 

リハビリは必要な時期に行おう

骨折後に足が動かせなくなってしまうのは、安静期間に筋肉がやせてしまうから。

そのまま放っておくと、筋肉や神経系統が完全に固まり、

元の足の動きが取り戻せなくなってしまいます。

 

リハビリは可能になったらすぐに開始しましょう。

 

骨折していない部分の筋肉は意識的に動かし続けよう

骨折によりじっとしている時間が増えると、骨折していない部分の筋肉も衰えてしまい、

バランスを崩して転倒してしまうおそれがあります。高齢者は寝たきりになってしまうことも。

 

特に骨折した足の指は、固定によって血行が悪い状態が

続くと指の神経や筋肉が固まってしまうことがあります。

足の指の曲げ伸ばしトレーニングは固定中から行いましょう。

 

また、体全体のトレーニングとしては椅子に座ったままできるダンベル運動などが効果的です。

主治医に相談の上、無理のない負荷をかけて始めていきましょう。

 

このように、骨折部分のリハビリと他の部分のトレーニングを実施していけば

全身の筋肉が鍛えられて骨折する前よりも良い動きが

できるようになることも大いに期待できます。

 

 

まとめ

くるぶしを骨折するメカニズムや治療内容について

まとめてみましたが、いかがでしたか?

 

くるぶしは足をひねっただけでも折れてしまう事があるので

もし骨折の疑いがある場合は自己判断せずに病院に行ってください。

 

骨折していた場合は治療の選択によって治療期間の長さや過ごし方に

差がでてきますので、上に説明した内容を参考に最適な治療を選択してください。

 

また、運動機能を取り戻すカギは骨が固まった後のリハビリにあります。

医師と相談の上、適切なリハビリと筋力トレーニングをしていって下さいね。