お葬式を終えて、初めて迎える

お盆を初盆や新盆といいます。

 

普通のお盆は経験があっても、お葬式を挙げた後の

新盆に参加する機会は少ないでしょう。

 

初盆や新盆は、普通のお盆とどう違うの?

特別に用意するものや服装は何か差があるの?

 

年に1回しかないお盆のマナーもあわせて、なかなか人に

聞けないけれど知っておきたいお盆の知識を見てみましょう。


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初盆と新盆の違いはなんなの?

 

故人のお葬式が終わり、四十九日も終えた忌明けのあとに

始めて来るお盆を初盆、または新盆といいます。

 

人によって呼び方が違いますが

何か違いがあるのでしょうか?

 

初盆も新盆も、基本的には呼び方が違うだけで

行事として大きな違いはないようです。

 

文字で書くと2種類ですが、読み方は地域によってさまざまで

初盆は「はつぼん」ですが

新盆は「にいぼん」「しんぼん」「あらぼん」と読む場合があります。

 

地域によっては初盆でも新盆でもなく「入盆(にゅうぼん)」と言う場合もあり

古くからある行事だけに地域ごとに特色があるようです。

 

初盆は自宅に祭壇をしつらえて菩提寺(お墓や遺骨、位牌があるお寺)の

僧侶を呼んだりと、毎年あるお盆の中でも初回は特に丁寧な供養をします。

 

通常のお盆ではやらない、初盆だけの特徴としては

家の前に飾るお盆ちょうちんの柄が違います。

 

地域差はありますが、通常は模様が入ったちょうちんを使うところ、

初盆は白一色か白地に黒く家紋だけが付いたちょうちんを使います。

 

白いちょうちんは初盆だけの特別なちょうちんなので

最終日に行う送り火で燃やしたり菩提寺でお焚き上げをしてもらいます。

 

お盆の法要・法事の注意としては、浄土真宗のお寺でまつられていたり

故人が浄土真宗の信徒である場合、僧侶を呼んだり

祭壇を作ってといったお盆をしないときもあります。

 

地域によっても、お盆自体はしても細かい取り決めが一般的な

マナー本などにあるものとは大きく異なる行事のこともありますので

お盆が近付いたり初盆の案内が来たときは主催の人に

それとなく聞いてみるとスムーズにいくかと思います。


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お盆や初盆、新盆の服装はどうしたらいい?

 

お盆や初盆に呼ばれたとき、お葬式とは違う場所・時間に

どのような服装で行けばいいのか悩んでしまいますね。

 

お葬式や初盆に限らず、法事を開催する側は

基本的に礼服(喪服)を着るようにしましょう。

 

法要・法事の礼服は普段のお葬式のマナーと同じく、

真夏ではありますがスーツやアンサンブルの

ジャケットは必ず持っておいて、要所要所で羽織ります。

 

呼ばれた場合は、初盆のような大きな法事なら

できるだけ礼服で行くと良いでしょう。

 

僧侶を呼ばない帰省の中のいち行事のお盆なら、

礼服より平服のほうがいいかもしれません。

 

この場合の平服は、普段着のことではなく略礼装を別の言葉に

言い換えているので、本当に普段の休日に着ている

私服で行くと大恥をかいてしまいます。

 

お盆など葬祭行事での平服で、男性は基本的に

黒、濃グレー、濃紺のスーツ・ジャケットスタイルに白の無地シャツ

黒か濃紺のネクタイをしめます。

 

時計は派手なファッションウォッチは避け、アクセサリーや

小物も出来る限り地味にしておきましょう。

 

女性も男性と同じく黒、濃グレー、濃紺の無地や地味なスーツ

ワンピース、アンサンブルと、多少選択の幅があります。

 

スカートにあわせるストッキングは肌色でも

構いませんが、出来れば黒のものがより良いでしょう。

 

あまり高いヒールや華美なアクセサリーは見た目だけでなく、

法事中に邪魔になりますのでシンプルにまとめましょう。

 

子供の服装は大人以上に服の選択肢が

少ないですが、基本ポイントは大人と同じです。

 

通っている学校に制服や標準服があるなら制服が

第一礼服になりますので、制服のひと揃いにローファーを合わせれば十分です。

 

制服のない学校に通っている場合、高校生くらいなら大人と

変わらずジャケットやワンピースを用意し、小学生や未就学児なら

白のシャツと黒のズボンやスカートでまとめるといいでしょう。

 

乳幼児に黒や紺の服は少ないので、できるだけ

シンプルで原色や派手な飾りが付いていないものを選びましょう。

 

薄ピンクや水色・薄緑の絵柄や飾りのないものなら大きく外さないでしょう。

 

 

他に守るべきマナーはあるの?

 

お盆ではお葬式と同じく、香典と一緒にお供えの

お菓子やお花を持って行くこともあるかと思います。

 

お供えのお菓子は要冷蔵のケーキや生菓子など、

季節的に管理の難しいものでなければ

和菓子でも洋菓子でも良いと思います。

 

もし故人の大好きだったものならば、短時間だけ保冷箱に入れて

アイスクリームを供えるというのも、絶対やってはいけないことではありません。

 

ですが、お花は故人の好みがあっても供えるには

少々問題になる種類もあることは確かです。

 

密教の経典のひとつに「蘇悉地経(そしつじきょう)」では

「棘のあるもの」「黒い花」「異臭があるもの」は

ふさわしくないとされていて、仏花はこの考えに沿って選ばれます。

 

よく好きな人が多いのでバラを供えたくなる場合もありますが、

棘が生えてにおいが強いバラは法事ではなく

個人的なお墓参りやお仏壇にまわしましょう。

 

同じく、色が黒いクロユリやにおいの強いラベンダーのような花、

また派手すぎるカトレアのようなものは歓迎されません。

 

法事の形態が地域によって大きく変わるように、気をつけるべきマナーも

地域差が大きく違いますので、わからないことがあれば

近い年長者や主催される人に聞いておくとよいでしょう。

 

 

まとめ

初盆と新盆は呼び方が違うだけで、

基本的には同じ行事です。

 

初盆では礼服を着ていくとよいですが、

親族だけのお盆では平服でも構わないでしょう。

 

その他の守るべきマナーとしては、お供えのお花は

バラやクロユリなどの避けるべき種類があることを覚えておくと良いです。