暖かくなってくると虫刺されによる被害が多くなってきます。
外で刺される事の多い蚊や、刺されると厄介なマダニの他にも、
家の中では、イエダニ、ツメダニ、ノミなどの害虫被害を多く耳にします。
これらの害虫は、布団を干したり、
こまめに掃除をすることで退治をすることができます。
ご自身で予防をしておきたいものですが、天気も影響してくるので、
なかなか毎日布団を干すという事はむずかしいですよね。
ダニやノミなどの虫刺されは、放っておくと重症化してしまう可能性や、
別の感染症を引き起こしてしまう場合も考えられます。
また、退治するだけでは良くありません。ダニやノミの死骸を
そのままにしておくと、空気中に飛散し、それを吸い込んでしまい
アレルギーなどの健康被害も引き起こしてしまうこともあります。
ダニにさされた時の症状は皮膚の赤みや痒みだけではありません。
様々な症状があり、最悪命を落としてしまう可能性もあります。
ダニ刺されの症状に頭痛はあるの?
ダニに刺されると、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
特に、家の外に住んでいるマダニによるものが多いと言われています。
草地に生息しているマダニにさされると、
感染症を引き起こす可能性があります。
ダニだと思い甘く考えていてはいけません。
中には最悪の場合死に至る可能性もあります。
マダニに刺されて引き起こす可能性のある病気として、
日本紅斑熱
感染症のひとつ。マダニに刺される事で紅斑リケッチアに感染。
頭痛や倦怠感、関節痛の他に、発熱などの症状がある。
湿疹が出て、肝機能障害などを引き起こすことも。
ダニ媒介性脳炎
こちらも感染症のひとつ。
症状は頭痛、発熱。髄膜脳炎に悪化し、
最悪の場合は死に至る可能性もある。
重症熱性血小板減少症候群
潜伏期間が1~2週間あり、それから発熱や嘔吐、下痢、頭痛の他にも、
けいれんや意識障害などの神経症状がでることもあります。
こちらも最悪の場合は死に至ることがあります。
マダニによる感染症などは本当に恐ろしいもので、
この他にも様々な病気を引き起こす可能性もあります。
ダニに腕を刺された時の症状は?
刺されたダニによっても症状は様々ですが、
マダニの場合はすぐに痒くなったりするわけでもなく、
気づかないうちに刺されているという事が多いです。
マダニに刺されていた場合はすぐに病院へ行くことをオススメします。
無理矢理自分でマダニをとってしまうと、皮膚に刺さっているマダニの
口や頭の部分が皮膚に残ってしまう場合がありますので、
絶対に自分でとってはいけません。
そのままの状態でできるだけ早く病院を受診してください。
イエダニやツメダニなどの家の中に潜んでいるダニの場合は、
刺されて赤くなったり、激しいかゆみに襲われることが多いです。
眠れないほどの痒みなので、掻きむしってしまいたくなりますが、
絶対に掻きむしってはいけません。
掻きむしってしまうと皮膚を傷つけてしまい、重症化してしまいます。
また、とびひなど別の病気を引き起こしてしまう
可能性もありますので注意が必要です。
心配な場合は病院に行ったほうがいいの?
多くの場合は1週間ほどで痒みがひき、炎症も治ってくるのですが
掻きむしってしまい重症化してしまった場合や、
長い間痒みが続いたりした場合には皮膚科などの医療機関を受診しましょう。
重症化してしまうと色素沈着で跡が残ってしまう場合も考えられますし、
別の感染症を引き起こす可能性もありますので早めに受診することをオススメします。
また、市販の痒み止めでは我慢できない場合などは、
皮膚科などで薬を処方してもらいましょう。
まとめ
マダニによる被害は最悪の場合死に至る場合もあります。
甘く考えずに、しっかりと対処しましょう。
マダニに刺された場合は自分で処置をせずに、
なるべく早めに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。
暖かくなり、キャンプなどのアウトドアシーズンになってきました。
外から帰った時に、体中をしっかり洗いマダニに刺されて
いないかもしっかりとチェックすることが大切です。