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梅雨の時期が近くなるとダニ刺される人が増えてくるそうです。
単純に虫刺されだと思ってしまいがちですが、最近は殺人ダニと言われるマダニもいるので、刺された後の処置など注意が必要だと言われています。
寝ている間にたくさん刺された場合は布団やベッドにダニやノミがいることも考えられますから、退治などの対策も必要になってくると思います。
また刺された後の特徴や症状でダニだと判断するのもなかなか難しいのではないでしょうか?
それにたくさん刺されてしまっていた場合、皮膚に跡が残らないのかも心配になりますよね。
そこで今回は、たくさんダニに刺された時の対処法を調べてみました。
ダニに刺された時の対応はどうすればいい?
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ダニにはいろんな種類がありますが、全てのダニが人を刺すわけで( ,,`・ω・´)ンンン?はありません。
自宅にいてダニに刺された場合、その多くはイエダニ、もしくはツメダニだと考えていいと思います。
特徴は、どちらも痒みが強く、0.5㎝~2㎝程度に腫れることです。
近くを数か所、刺されていることも特徴です。
ですが、同じ虫に刺されても全ての人に同じ症状が出るわけではありません。特徴や症状だけでは、何に刺されたのか判断するのは難しいことだと思います。
どちらにしても、絶対に掻かないでください。
そして、流水で患部を洗い流した後、ステロイド外用剤を使用してみるのもいいかもしれません。
薬を塗った後も簡単には痒みはひかないので、うっかり掻いてしまわないように、ガーゼやかゆみ止めパッチなど使って患部を保護してあげてください。
特に小さいお子さんの場合は、しっかりと保護してあげましょう。
もし掻いてしまい傷が化膿してしまった場合、「とびひ」や「結節性痒疹」などを引き起こしてしまう可能性があります。
処置は自分で出来るの?
自宅にいてダニに刺された場合は、先ほどのように自分で処置することができます。
ですが、外出先でダニに刺された場合は、絶対に自分で処置してはいけません。
屋外にいるダニはマダニと言われる種類で刺されると「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と呼ばれる感染症を引き起こす可能性があるためです。
この感染症の治療はまだ確立されていません。日本では2013年に13人の方がこの感染症で亡くなっています。
マダニは人間や動物の皮膚にぴったりと張り付き、血を吸血します。そして倍以上の大きさに膨れ上がるのだそうです。
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ずっと皮膚に張り付いているので、ほとんどの人が張り付いた状態の時に気が付くのだそうです。
なので、どうしてもマダニを取り除いてしまいたくなりますが、ぴったりと張り付いているため、ダニの一部が体内に残ってしまうこともあります。
マダニが皮膚に張り付いているのを見つけた場合は、さわらず、そのままの状態ですぐに皮膚科を受診してください。
小さいお子さんの場合は救急外来などの受診も考えましょう。
マダニは草むらなどの生息し、家の中には居ないと言われています。
夏場のレジャーに出かける時はマダニに刺されない対策をしっかりとしておきましょう。
たくさん刺された時は病院に行くべき?
イエダニやツメダニに刺された場合は、自分でも処置ができます。
たくさん刺された場合も、基本的には同じ処置の方法で大丈夫です。
通常であれば1週間程度で痒みや赤みも引いていきます。
ただし1週間以上、痒みや赤みが引かない場合は、他の皮膚疾患などの可能性もありますので、皮膚科を受診してください。
またダニによりアレルギー症状を引き起こすこともあります。
痒みや腫れが酷くなったりした場合は、アレルギー科の受診も考えましょう。
まとめ
家の中の湿気があるホコリの中や、布団やベッドの中はダニの絶好の住処だと言われています。
刺されて後悔しないようにまずは掃除をする、布団を干すなどしっかりとダニ対策しましょう。
そして外に出かける時もダニ以外にも人を刺す虫は多くいますので、しっかり虫除け対策をしましょうね。