虫に刺された後、皮膚が水ぶくれやしこりになってしまうことってありますよね。
単純に虫刺されというと、蚊を連想しがちですが、虫刺されの原因となる虫はダニやノミなど数種類あります。
中でもマダニに刺されるとマダニ感染症などを発症してしまう可能性もあり、しこりになってしまっていると不安になりますよね。
どんな虫に刺されたのかは、その特徴や症状である程度の見分けがつきます。
刺されたのがダニやノミであれば、退治などの対策も必要でしょう。
それに刺された後の対処法なども違ってきます。
今回は、ダニ刺された場合の対処法などを調べてみることにしました。
ダニ刺されはしこりが残るの?
虫さされで固いしこりが出来る可能性があるのは蚊やブヨに刺された場合で、そのほとんどがブヨに刺された場合だそうです。
ダニに刺された場合は、基本的にはしこりにはなりません。
ただし少し腫れたりすることがあります。この腫れをしこりと感じてしまう方もいるようです。
ですので、まずはしこりになってしまっている場合はダニなのかブヨに刺されたのかをまず確認することが大切です。
ダニに刺された場合は、まず小さい水ぶくれができているのが特徴です。一か所だけなく周辺も刺されていることが多いので他にも刺されている場所がないかも確認しましょう。
ブヨに刺された場合は、半日ぐらいで大きく腫れてしこりになります。
この大きさでブヨかダニかの判断はできると思います。
ブヨに刺されるとアレルギー反応が強く出るのでひどい場合は、痛みが出たり発熱したりする場合もあります。
ブヨだと分かった場合は絶対に掻いてはいけません。そして早い段階で皮膚科を受診しましょう。
処置は自分でできるの?
ダニに刺された場合、まずはどこで刺されたのかを確認しましょう。
もし、散歩中など屋外で刺された場合はマダニの可能性が非常に高いです。
マダニは公園や河原の茂みなどに存在して家の中にはいないと言われています。最近は都市部の公園でも生息が確認されています。
死亡例も出ていますので絶対に掻いたりせずにすみやかに病院を受診してください。
屋内で刺された場合も刺された場合も病院に行くほうが安心です。
ですが、虫刺され程度で病院へ行くことに抵抗を感じる人もいるでしょう。
その場合は、市販のステロイド外用薬を塗って様子を見てください。
痒みがひどい場合は冷やしたりすると痒みが軽減できます。
まだ腫れが出ていない場合は、50度前後の蒸しタオルなどで温めてあげること、痒みの成分が変質して痒みを押さえることができます。
自然治癒するの?
ダニ刺されの場合、たいていは1週間程度で自然治癒します。
ですが痒みが強いために掻いてしまった結果、傷となってしまった場合は注意が必要です。
そこから雑菌などが入り、化膿してしまう可能性や跡が残ってしまう場合があります。
特に小さいお子さんの場合はどうしても掻いてしまうので、かゆみ止めパッチなどを使用して掻かないように工夫してあげましょう。
大人の場合も、寝ている間に掻いてしまうこともありますので気をつけましょう。
痕になってしまった場合、どうしても消えるまでに時間がかかってしまいます。
どうしても早く後を消したい場合は、皮膚科に相談に行きましょう。
病院に行かずに自力で痕を治したい人は、傷が完全に治っているのを確認した上でシミ取り用のクリームを塗りましょう。
痕が出来た直後であれば、シミよりも沈着が薄いのでさぼらず根気よく続ければ1~2ヶ月程度で痕が薄くなってくると思います。
まとめ
夏場、虫刺されはよくあることだと思います。
ですが、現在は殺人ダニと言われるマダニがいたり、セアカゴケグモなど毒を持った虫の報告も多く聞きます。
少しでも不安な場合は、皮膚科などを受診しましょう。
そして、普段から虫よけの対策をしっかりしておきましょうね。